ニューヨークシティバレエを観ました
4年振りの来日だとか。
前回も観ましたが、あれからもう4年も経ってたんですね

プログラムは
「白鳥の湖」「フォー・テンパラメンツ」「シンフォニー・イン・C 」

「白鳥の湖」はバランシン版1幕バージョン
お馴染みの全4幕の第2幕をベースにして1幕ものに再構成されたもので
シーンは湖のみ、
オデットとジークフリート王子が出会い、引き裂かれる
というシンプルなもの。

オデット以外の白鳥は皆、衣裳が黒。
つまり白鳥ではなく黒鳥。
2001年にロンドンで観た「マイ・フェア・レディ」を思い出しました
マシューボーンが振付けで、ヒギンズ教授はあのジョナサン・プライス!
アスコット競馬のシーンの衣裳がイライザ以外は皆、黒。
こちら(バランシン版「白鳥の湖」)の方が先だから
ひょっとして、あの「マイ・フェア~」は
この「白鳥~」からヒントを得たんだったりして

さて、その「白鳥~」ですが、
コールドがなんとも「アメリカ的」な感じ
つまり、自由というか個性的というか...
「一糸乱れぬ」という言葉は全く存在していない感じで
やはり「白鳥~」2幕といえばコールドの素晴らしさも見どころなので
「ん??????」というカンジでした
プログラムの作品解説には
「バランシンならではの精巧なフォーメーション、
見事なディベルティスマンを見せる」
と書かれていたのですが
いまいちこのフォーメーションがくっきり見えてこなかったのですね。。。
それがちょっぴり残念な感じでした

「フォー・テンパラメンツ」は
ヒンデミットの曲を使用したコンテンポラリーな作品。
衣裳は女性は黒のレオタード、男性は白いシャツに黒のタイツ
と体の線がしっかりと見えてごまかしがきかない
ダンサーは皆テクニックがあるので
体の動きがよく見えるシンプルな衣裳が効果的

「シンフォニー・イン・C 」は
華やかで見応えある作品。
とにかくダンサーは皆テクニックはすごいのです
特に「シンフォニー・イン・C 」の最終楽章は
速いテンポでこれでもか状態にテクニックてんこ盛りなので
それはそれは見応えありでした

髙塚いおりオフィシャルブログ-ニューヨークシティバレエ2013