今、柔道が東京オリンピック以降、子どもの習い事として、人気が出てきている。今回は、返し技について話してみたい。返し技も立派な技だという考え方をする人もあるが、はっきり言うと、実力が接近していて、返し技でしか試合に勝てないのは、競技者として、情けないことだ。柔道や空手なら、自分から技を掛けて、勝つのが本当の技ではないか。私も空手や柔道の試合に何回も出たことがあるが、そんなせこいこと一度も考えたことがなかった。シドニーオリンピックで篠原信一がフランスのドゥイエの内股を透かし、素人審判で誤審され負けたが、篠原には、ドゥイエに自分から仕掛けて、勝てるようそがないから、そういうせこい手に走ったと取れる。私は、その後、篠原から技を掛け、有効を取ったドゥイエこそ、真の最重量級オリンピックチャンピョンにふさわしいと感じた。今、篠原は、芸能人なり、活躍しているが、もう柔道の練習はしていない。筋トレも恐らくあまりしていないだろう。それを考えると、あのオリンピックで金メダルを取っていたら、今も柔道界にいたのではないかと思うと、少し悲しい。柔道は、武道と心得たいが、今の国際柔道ルールや日本の柔道の試合を観ていると、やはりスポーツで、下手するとそれ以下かもしれない。だが、私は、この2年連続で、無差別の4月に行われている全日本柔道選手権大会をS席を購入し、リングサイドで観ている。今年は、これ以外では、今のところ、警察柔道選手権大会を観戦しに行きたいと思っている。youtubeで柔道の試合を観る回数は、以前より減ったが、相手に掴まれたらどうするかなど、研究するためにこの先、観るかもしれない。とにかく、篠原せこかった。