1997年にアルバイトをしたお金で、当時格闘技界で話題となっていたヒクソン・グレイシー対高田延彦の試合をSRS(スペシャルリングサイド)で観に行った。3万5千円の席で、この話は、このブログで以前書いたが、読んでくれた人がほとんどいなかったので、新しく詳しく書こうと思う。さすがに3万5千円の席だったので、周りは、学生や子どもは少なく、いるとしても家族出来ている人だった。社会人が多く、ある程度の収入がある人たちだと思う。その中で、入場ゲートで会ったし、席の近くでも会ったのが、お笑い芸人のピンクの電話の竹内都子で、席の近くを携帯電話で会場内の友達に電話しながら歩いていたのが、プロ野球選手でジャイアンツの広沢克実だった。竹内の方は、年収数千万で、広沢は、年収1億以上だった。詳しい金額は、分からないが、そのレベル人たちと同じランクの席を買えたのは、自分がアルバイトをして、無駄使いをしていなかったからだ。アルバイトは、結局、4ヶ月で辞めたが、その後、ヒクソンの柔術のすごさを見た自分は、ますます柔道に打ち込んだ。ヒクソン対高田の試合は、youtubeなどでも残っているが、テレビで見るのと実際では、臨場感が全く違っており、高田は、ヒクソンにびびりまくり、腰が引けちゃって、膝を90度近く折った状態からヒクソンの周りをグルグル、ドタドタ回って、すぐにタックルされ、コーナーポスト際で、ロープを掴み、逃れようとしたが、ロープを掴むのは、反則なので、減点となり、あと一回、掴むと負けという状況で、タックルで、倒され、馬乗りになられて、ボコボコに背中などを殴られ、腕ひしぎ十字固めで、完敗した。私も昔から高田のファンだったが、その無様に逃げ回って、負けた瞬間から高田のファンではなくなり、逆に怒りがこみ上げてきた。3万5千円をそんな弱虫の試合を見るために、使ってしまったからだ。ヒクソンの試合を見られたのはよかったが、その2試合後の船木とヒクソンとの試合の方が、面白かった。高田は、今でもRIZINの運営に携わっているが、彼は、日本の格闘技界の恥さらしだと言うことを忘れてはならない。本来、高田は、あの試合の内容では、恥ずかしくて、街中も歩けない位なのだ。