去年応募して、1次審査を通過し、2次審査で落とされた有田川絵本コンテストが中止になると主催者のホームページで公開された。3月中旬から絵本を作り始め、目指すコンテストは、この有田川絵本コンテストだったので、何だかポカンと穴が空いた気がしたが、テーマが自由で、すでに寸法をとっている画用紙で出せる物を探したら、白水社がやっているMOE絵本グランプリがあり、去年もどちらにするか迷ったが、MOEの方がレベルが高いので、有田川にしていたのだが、今年は、必然的にMOEに出すことになった。まだ、大きな結果が出ていない絵本作家志望者にとって、何のコンテストに出すかは、重要である。もちろん、無料で出せる物に越したことはない。応募要項も雑誌にしか載っておらず、去年は、わざわざその雑誌を購入したが、今年は図書館のリクエストで済ませる予定である。日々、絵本の制作以外で、会社での仕事や語学学習、中国拳法の稽古など、やることが多いが、最近は、かなり調子が良く、制作できている。

 

 やはり、絵本のコンテストは、開催するにも賞金や審査員の確保、会場の設営など、かなりお金がかかるので、潰れるコンテストが出てくるのは仕方がない。今年、有田川がなくなったというのは、この先、廃止になることもあるので、もし廃止になれば、そのコンテストの権威もなくなり、今までの入賞者で経歴などに書いている人は、アピールにはならなくなるだろう。将来性のないコンテストには、この先、出さないと思うし、一度出来なかったコンテストが来年以降、順調に開催されるかは、分からない。

 

 絵本作家志願者は、出すコンテストを選んで、作り続けるしかない。