ちょっと前ですけど

映画を観に行ってきました。

4年ぶりです。


いおりちゃんが産まれる前、

妻と救急搬送されるまで毎月1本は

観に行ってたので映画はいおりちゃんの

次のやりたい事の一つでした。


これまでもいおりちゃんは充分、

映画館に行ける力は持っていて

どちらかというと弟くんが静かに

してられないので行けてなかった

んですが、やっと行けました。



ディズニーのWISH

女の子が好きそうなやつです。


WISHは奪われた皆の願いを

取り戻す物語。


作中、願いがたとえ叶わなかったと

しても大切な自分の一部だ!という

セリフがあって、


ぼくらの願いは子供たちを立派に

成人させて見届けてから

いおりちゃんと同じ日に死ぬ事でした。


もう永遠に叶わない夢であり願い

ですけど、そう願った日々はやっぱり

自分の宝物だなぁ、と思って観てました。

いおりちゃんはどう思ったかな?



ぼくら両親はいおりちゃがいない事に

毎日向き合いながら、それぞれの

やり方で受け止めようとしています。


…受け止めようとしているのか

正直どういう気持ちなのか自分でも

よくわからずにいます。


妻はあれから毎日ドラマを観てます。

そしてここ行きたい,あそこに行きたいと

常に言ってます。


楽しい事を探していないと生きるのが

しんどいんだと思います。


ぼくは逆で亡くなってしまったのに

忙しくていおりちゃんの事だけを

考えてあげる時間がまったく取れなくて

罪の意識をずっと持っています。

どこにも行きたくない。


ただそうやって妻に外に

連れ出される事で

いつも気持ちが救われてます。

やっぱり生きるとは行動する事ですね。


どれだけ月日を重ねても

娘が亡くなって悲しみが癒える事は

ありません。


悲しみを抱えながらいおりちゃんの

存在を感じながら一緒に生きていく。


これがぼくらに一番いいのかなと

思います。



バレンタインデーなので

妻がケーキ作ってくれました!