アイルの熱狂さまやらぬ内にライブは続いていきます。
34:ライアー・ルージュ(雨宮天)
「アイル」という幕張初日の怪物退治を任された曲。
雨宮さんは最初の頃はデビューしたての綺麗なお嬢さん。
という感じでしたがその分、経験を積めば積むほどに磨かれて洗練されていくのがはっきりと分かるのです。
このライアー・ルージュも3rdライブではまさに洗練された出来栄えになっていました。
思えば1stライブの時に微笑み日和を歌った郁原ゆうさんが泣かれて言葉につまりながら歌いきった場面がありました。
ライブ会場全体が感動に包まれていた空気を切り裂いてもう一度終盤のピリピリとした空気を一瞬で作り上げたのがこのライアー・ルージュでした。
僕は現地にいたのですがあの瞬間の空気の変わり様は本当に鳥肌が立ちました。
今回もアイルの熱狂を断ち切って終盤への空気を作ってくれましたね。
個人的にはトロッコではなくセンターステージで見たかったかなぁ
難易度の高いシチュエーションになりますがきっと今の雨宮さんと志保とライアー・ルージュならアイルを真正面から斬ってくれたのでは…と思います。
まぁセットリストや演出を作った人はそこは保険をかけてトロッコにしたんだろう。
と想像しました。
35:鳥籠スクリプチュア(小岩井ことり)
待ちに待った小岩井さんと朋花の登場!
小岩井ことりさんは相変わらず朋花の曲の独特な世界観へ誘うのが上手で
幕張メッセがまさに「聖堂」に化けた瞬間でした。
間奏では天空騎士団7カ条の復唱があり、僕は全部言えたので大満足!
またやって欲しいですね。
小岩井さんはライブで空を飛ぶのが夢だとか…
きっといつか空飛ぶ朋花様が見れると信じます。
36:空想文学少女(伊藤美来)
これもまた演者さんが曲の世界に連れていってくれる曲です。
役者の腕の見せ所ですよね。
何度か生で見てきた曲ですがこの幕張初日が僕の中ではベストです!
みっくの空をとらえる視線はまさに独演という感じで
彼女が作る曲の世界と百合子の空想世界にどんどん引き込まれていきました。
こういう曲を大ホールで魅せる形まで持っていくのは本当に難しいと思うんですけどね。
素晴らしいアクトでした。
37:Precious Grain(田所あずさ)
大阪、福岡と観客の度肝を抜いてきたPrecious Grain ですが
幕張でも多くの方の心に残ってくれたようで嬉しいです。
考えるとこの3rdツアーで初めてミリオンライブの単独ライブを見る方や初めて現地のライブに参戦された方、という人もたくさんいらっしゃるのですね。
僕が初めてころあずのPrecious Grainを見た時の衝撃を、今回の3rdツアーで体験した人がたくさんいたという事です。
ころあずと静香が磨きに磨いて作り上げてきたPrecious Grain
これからもたくさんの人を魅了し続けていって欲しいです。
何気に今回も振りが増えていてブラッシュアップされています。
ころあずのダンスも本当に切れ味バツグンなのでそこも見て欲しいですね!
38:合言葉はスタートアップ!(山崎はるか 田所あずさ)
アイマスのライブには「曲が化ける瞬間」があります。
化け方は色んな化け方があるんですが、
過去には持ち得なかった新しい意味を持った曲が時空を越えて目の前に現れたのがこの日の合言葉はスタートアップ!でした。
この曲はもともとLEGEND DAYS という所謂765ASのメンバーのユニットの曲として作られました。
765ASメンバーたち先輩から765プロライブシアターの後輩へのエールが込められた曲なんです。
後輩のミリオンスターズはこの3年間、自分達だけの物語を必死に紡いできました。
誰も通った事のない765プロの後輩グループという険しい道です。
その確かな軌跡はこの先輩達から自分達へのエールの曲を「765プロの魂を受け渡されたミリオンスターズの決意表明」の曲へと変えました。
歌詞の一句一句が何の違和感もなく彼女たちのミリオンスターズの伝説の物語の序章を綴った歌詞として僕の心に飛び込んできました。
この先輩達の曲がこの様に進化して披露された事は本当に嬉しかった。
彼女達が、彼女達を応援してきたプロデューサーがこれまで歩いてきた道は決して間違いでは無かった。
そう思えた瞬間でした。
高らかに「私達はミリオンスターズだ!」と名乗りをあげる彼女達が眩しく誇らしくもありました。
37人全員で繋いできた想いを収束させたのはこの曲だったんでしょうね。
「力合わせて伝説を作ろう。今までの全てを思い出してね。」
ある意味このツアーのフィナーレがこの合言葉はスタートアップ!だったんだと思います。
という事は幕張2日目の公演はまたツアーフィナーレとは違う意味を持たせてくるのかな?
と想像してワクワクしながら帰路につきました。
幕張公演はツアーで1番大きい会場だったので会場周辺にたくさんのプロデューサーさんがいたり、
応援パネルが全員分展示されたりでとても楽しいムードに溢れていましたね。
参加されて皆さんお疲れ様でした!