唐突に書きたくなった、ので、書く。

 

Aviciiというミュージシャンがすごく好き。

ただ、私が彼に出会ってちゃんと彼の音楽を好きになった頃、ちょうどその頃彼は死んでしまった。

死というものは不変である。

普遍で、不変で、不偏である。

 

人というものは変わっていく。

生きているとはそう言うことだ。

生きるとは変わっていくことなのだ。

死んだらもう、変わらない。

 

私たちメンヘラは(違う人もいるけど)とかく、「かわならいもの」が好きである。

一生愛してる?

死ぬまでそばにいてくれる?

永遠に愛し続けてくれる?

という問いなんかをしたりする。

でも答えはNOだ。

変わらないものなどない。

 

死ぬまで、そるてぃを好きでいてくれた人がいた。

そるてぃの芝居は面白いと、私の本が好きだと、言ってくれた人がいた。

まあ死んじゃったんですけど。

その人が最期にがっつり関わった公演がうちの公演で。

三年前の七月、その時にそんな話をしてくれた。

自分は嘘をつけない人間だと、そるてぃが好きだと、言ってくれた。

それからふた月経たないうちに彼は死んだから、変わらない。(さすがに変わってないでしょ)

だから私が彼を覚えている限り、彼は永遠にそるてぃと、私の本を好きでいてくれる。

永遠に好きでいてくれる人がいる(いた)というのは心強い物だ。

戯曲賞でちらほら知人の名前を見るようになっても、相変わらず小屋の規模がかわらない私を置いて、知人達がどんどん大きい小屋を使うようになっても。

もちろん焦りや苦しさが全くないとは言わないけど。

死ぬまで好きでいてくれた彼のことを思い出すと、私は私のやり方で、やっていこうと、そう思えるから不思議だ。

 

なぜだかわからないけど、私の中で彼の記憶はAviciiの歌と繋がっている。

Aviciiを聞く度に私は彼を思い出すし、彼の言葉を思い出すし、

どんなにしんどくても頑張るぞって思うんだ。

 

These are the days we won’t regret
 

These are the days we never forget