ブルーベリーはどんどん実が付いてきました🫐
極早生品種は実が膨らみつつあって5月末には収穫できそうなので、開園はそのあたりを目指しています。
今年の開花時期は雨が多く、受粉・着果を心配していたのですが、どの品種もしっかり実をが付いているので、ほっとしています。
その中でも実付が悪いと言われているピンクレモネードもかなり実が付いていました❗️
このピンクレモネードは、
実がピンク色なので、かわいらしく、それだけで目を惹く品種なのに味も一級‼️
格別な風味に甘味と酸味のバランスも絶妙で数あるブルーベリーのなかでトップクラスの味と言えます。ピンクレモネードだけ欲しいと仰るお客様もいらっしゃるほど
これだけ魅力的な品種の問題点は、実が付き難く、収量が上がらないところです。
ブルーベリー以外の果樹でも実付が悪いと言われるものはいくつもあります。
すももの高級品種の貴陽
イチジクではビオレソリエスなどです。
それらに共通しているのは、樹勢の良さ🌳
どれも樹が勢いよく生長しやすいのです。
樹勢が強いということは、
植物内の活性が高い*ということです。
植物内の活性を高めるものは、
1.剪定(特に枝の途中で切る剪定)
2.雨/潅水
3.肥料
ということは、この逆をすると活性が下がるということになります。
剪定で枝の切り方に気を付ける(枝の途中で切らない)+剪定で枝を極力落とさないことで花芽がたくさん残せることに加え、活性を抑えることができます。
受粉するのは開花時期なので、この時期の灌水量を調整し、肥料は使用しない(ブルーベリー以外の果樹類は基本肥料不使用です)
この対策のおかげか
実付きは上々です😀
因みにピンクレモネードと受粉の相性が良いと言われるラビットアイ系の品種の相性はもともと数が少なく、昨年さらに数を減らしてしまったので、ラビットアイ系が受粉樹として適当なのか❓は分かりません。
もしかしたら相性の良いハイブッシュ系が他にあるのかもしれません。
受粉の相性はさておき、植物の活性を抑える対策はそれなりに有効な気がしています。
*活性型の植物ホルモンのジベレリンの分泌量が多い
(因みにこのジベレリンを発見したのは日本人の黒澤英一氏です!)