無題
これは読むのに覚悟が必要だと思うので、勇気の無い人はスルーでお願いします。
18日午後9時半ころ。
母が、『パパが大変だから来て』との叫び声に浴室へ走りました。
すると、下半身は洗い場にあり、上半身は浴槽に突っ込んでいる状態の父が…
母は一人で引き上げられなかったため、風呂の栓を抜いて洗面器で湯を捨てていました。慌てて二人で父を上げるも、意識・呼吸共に無く、私が即座に119番へ通報。
母は呆気に取られていた。
電話が繋がって家の場所を伝え、母に電話を預け、私は人工呼吸と心マを開始。
しかし、浴室が狭く、気道確保が難しい状態でなかなか空気が肺に達しません。
高校時代に人形相手にやったように、生身の人間にもこんな空気が入るものなんだと驚きました。
間もなく救急車が到着し、隣町の病院へ搬送。
蘇生を開始しても何の反応もない父。
発見から約1時間。心拍が再開して、今度は函館市内の病院に搬送しなおしました。
救急車内では脚を擦って頑張れと声をかけてやるしかできなかった。
零時すぎに市内へ到着。
人間は、心停止5分で生存率が50%以下になってしまいます。そのため、脳への損傷が激しく、意識が戻る可能性はかなり低いとの宣告。人工呼吸器で息をさせられている父。
修学旅行中の妹を呼び寄せる事にしました。
一睡もせずにICU控え室で母と待機。
朝方に病室に呼ばれ、血圧、心拍が不安定だと…
いつ心臓が止まってもおかしくないと言われていました。
時間経過と共に心臓の動きは弱々しくなり、一時心臓の動きが悪くなって脈を増やす薬を投与。
午後3時すぎに妹が病院に到着。<br>その頃には、測定不能なほど低くなった血圧…
父は妹の話し声に反応して心拍が上がったりしていました。
一睡もしていなかった私は椅子に座ったままうとうとしていました。
すると、心拍微弱を表す赤いランプと効果音。
飛び起きてモニターに目をやると、数秒後に『0』の文字と拍動がないことを知らせる直線。
看護士数名と医師が駆け付け、心マ開始。
父の胸に鼓動は戻ってきません。
『延命治療はどうするのか?』と言われ、余計な延命はしないでと言っていた父の意志を話してありました。
午後4時51分。
死亡確認が行われました。
父は早すぎる人生を終えたのです。
45年間、お疲れさま。
20年間ありがとう。
大好きだよ。これからもずっと…