先日の日曜は近所の史跡巡りをちょっと自転車で走ってきました。
長宗我部物見の松
大阪府八尾市久宝寺2丁目4-16
大坂夏の陣で大坂方の長宗我部盛親軍が藤堂軍と激突した「八尾・久宝寺の戦い」の際藤堂軍をこの辺りの松に登って物見をしたという由来の場所。
昨年の大河ドラマ「真田丸」では残念ながら八尾の戦いはあっさりというか一瞬で終わったけど本当は藤堂軍相手に長宗我部盛親は活躍したんですよね~
好きな長宗我部家所縁の場所が地元八尾にあるのは嬉しいです(^^
久宝寺城
大阪府八尾市久宝寺6-6
河内守護畠山満基の息子満貞が渋川郷を領し渋川氏を名乗り、その子光重が播磨安井郷を領して安井氏に改姓。その後定重の時には織田信長に仕えますが石山合戦の時に本願寺方に攻められ落城。
大坂の道頓堀を手掛けた安井道頓はこの安井氏の出身とも言われています(成安氏の説もあり)
住宅地の中に城碑と説明板があります。住宅地になる前は土塁などもあった写真が現地の木にかけてあります。
遺構は住宅地化でほとんどありませんが顕証寺の南側に土塁と堀が残っています。
顕証寺
大阪府八尾市久宝寺4丁目4-3
蓮如上人により前身の西証寺が建てられ久宝寺御坊として二重の堀と土塀で囲まれた寺内町を形成していく中心のお寺でした。
中々立派なお寺です。
寺内町の支配権は顕証寺が握っており安井氏はその権を委された。
寺内町には観光案内所っぽい「寺内町ふれあい館」があります。
公民館的な役割もあり中には寺内町の案内やパンフレットなどが置いてあります。
安井道頓・道卜 出生地碑
ふれあい館内には大坂道頓堀を手掛けた安井道頓と従兄弟の道卜の出生地碑があります。
大正時代に過去の功績を称え従五位を贈位された記念に建てられて市内の安井氏傍系の家の庭になったのを移したらしい。
ただ道頓ですが安井氏の説と平野郷の成安氏との説があるようです。
いくつか通りは寺内町の雰囲気を感じる所もあり軽い散策には良いですね。