あまり知られてないけど優れたアルバム(いまはCD?音源???)があります。
『隠れた名盤』、というやつです。
今日は、第四弾です。
石川セリさんといえば井上陽水さんの奥さんで、美人でセクシーな女性です。
歌手としては『ダンスはうまく踊れない』、『八月の濡れた砂』のイメージが一般的だと思います。
石川セリさんが、日本の大作曲家の武満徹さんの作品のみを歌唱したアルバム
『翼 武満徹ポップ・ソングス』(1995年)は疲れ気味の時に聞くとホッとします。
明確に発音される日本語の歌詞と美しいメロディを石川セリさんが丁寧に、
でも力まず素直に歌っています。
特に5曲目の「翼 」は、数あるカバーの中でも優れた出来栄えです。
どの作品も、うれしい、悲しい、楽しい、といった感情が、微妙な比率で配合がされていて
飽きが来ないです。石川セリさんのパーソナリティーがうまくマッチしたことの成果でしょう。
武満徹さんは1996年2月に亡くなってますから、『翼 武満徹ポップ・ソングス』が1995年11月に
リリースされた時は、健在でした。
知人のチェロ奏者の方に以前聞いた話です。
オーケストラで武満徹さんの曲のリハーサルをしていた時に、ご本人が仕上がりをチェックに来たそうです。
武満徹さんは、細かい事は何も言わずに、穏やかに見守っていたそうです。
知人のチェロ奏者によれば、うるさい事を言う人が多い中、武満徹さんの穏やかで肯定的な態度が
印象的だった、とのことです。