昭和36年10月29日の南海対巨人の日本シリーズ第4戦。

南海1点リードで迎えた9回裏2死満塁。

カウント1-2(当時の言い方だと2-1)から南海ホークスのスタンカ投手の投げた外角直球は、球審円城寺がボールの判定。

ストライクなら三振試合終了となるところだった為もあり、スタンカは烈火の如き怒るも判定変わらず。

次のボールを宮田に痛打され、逆転サヨナラ負けを喫しました。

その時生まれた詠み人知らずの名句。


円城寺 あれがボールか 秋の空


この日エスコンフィールドで行われた日本ハム対マリーンズ。

9回裏、1死満塁カウント3-2から横山陸人の投げた150キロのファーストボールは、ボールと判定され押し出しサヨナラとなりました。

以下ボクの句


山路哲 あれがボールか 北の空


試合結果
4月19日 北海道日本ハム エスコンF
ロ | 000 200 100 3
日 | 001 000 201 X 4
H:8 E:1
H:7 E:1

【勝利投手】金村 1勝 0敗 0S
【敗戦投手】横山 1勝 1敗 2S

◆バッテリー
千葉ロッテ:メルセデス、八木、澤村、●横山=田村
北海道日本ハム:伊藤、河野、○金村=田宮

◆本塁打
千葉ロッテ:ポランコ 3号2ラン(4回・伊藤)、山口 1号ソロ(7回・伊藤)
北海道日本ハム:レイエス 2号ソロ(7回・八木)

(マリーンズ配信より引用)


マリーンズ、メルセデス、ファイターズ伊藤大海で始まったゲーム。

予想通りの投手戦。

ファイターズは郡司のタイムリーで先制。

マリーンズはポランコのホームランで逆転。

さらに山口航輝も今季第一号が飛び出し2点差。


メンセデスは6回まで。

素晴らしい投球でした。

CCメルセデスの名改めSSメルセデスに改名されたい。

逃げ切りを計るべくマリーンズは、7回八木彬がマウンドに。


ん?

八木?


我が耳を疑ったマリーンズファンも多かったはず。

リード2点の7回のマウンドに八木彬?

西村でもなく澤田でもなく、国吉ですらない八木彬。


これがハマれば吉井理人マジックだったものの、それが完全にコケた。

八木投手は、レイエスにホームランを打たれ、水野にタイムリー3ベースを打たれ同点されます。


Cクラスのメルセデス・ベンツの価値がなくなった。

違った、クリストファー・C・メルセデスの勝ちがなくなった。


結果、同点のまま最終回。

前述のやうに横山が1死満塁のピンチを背負い、最後はサヨナラにて惜敗の憂き目を見たことになりました。


良かった!

この日見に行かなくて。