延長12回表、1死2塁。
途中守備から打席が回ってきた佐藤都志也は、初球ファールのあと2球目がレフトフライに倒れました。
結果は伴わなかったけど、前日最後の打者として振れなかった想いをこの打席で見せてくれました。
野球でも人生でも、その一瞬にドラマティックなシーンがあるかも知れないけど、それは極々稀なケース。
多くのドラマの中には、連続のシークエンスの積み重ねがあります。
佐藤都志也のレフトフライで果敢にサードを奪った友杉の走塁があったから、古市のパスボールで決勝点となった。
これもまたドラマ。
そして捕失した古市捕手が号泣したのは、これを次なる糧として欲しい。
試合結果
9月18日 埼玉西武 ベルーナドーム
ロ | 000 000 001 001 2
西 | 100 000 000 000 1
H:8 E:1
H:6 E:0
【勝利投手】横山 2勝 1敗 1S
【セーブ】澤村 4勝 3敗 3S
【敗戦投手】ボー・タカハシ 0勝 1敗 0S
◆バッテリー
千葉ロッテ:西野、澤田、益田、○横山、S澤村=田村、佐藤
埼玉西武:高橋光、平井、クリスキー、田村、豆田、●ボー・タカハシ=柘植、古市
◆本塁打
千葉ロッテ:なし
埼玉西武:なし
(マリーンズ配信より引用)
マリーンズ千発西野勇士投手は、初回、岸の安打と中村拓也のタイムリーにて1点を献上。
不安な立ち上がりでしたが、回を追う事にボールのキレを増し、そこから8回まで0で抑えます。
4安打四球0は賞賛に値する。
西野勇士を勝ち投手に出来なかった要因は、打てないから。
確かに高橋光成はライオンズのエースだけのことはある。
久しぶりに目の前で見たけど、太ももががっしりして、全体的に大きくなった。
昔はもっと細かった気がする。
これならば、強いボールをスタミナ十分に投げられるだろうな。
その高橋光成に、前回も完封で今回は7回まで0封。
なすすべも無い。
それでもチャンスは何度か作りました。
しかし後一本が出ないのは、もはやお約束とさえ言える。
それでも9回、クローザーのクリスピー・チキンから、ポランコ安打で出塁。
代走和田康士郎。
その和田がすかさず走りセカンドへ。
角中・山口倒れるも、安田尚憲が起死回生、ライト前安打で和田が帰り同点に追いつきます。
この場面、和田の快走もあるけど、ライト蛭間のバックホームが送球するまでの歩数が2歩多かった。
11回の源田壮亮の3ベースの時のライトバックアップ岡大海のジャッグルもそうだけど、プロの足のスペシャリストのスピードというのは、ほんの一瞬の隙が有れば次の塁へと進んでましまう。
兎にも角にも土壇場で追いついたゲームは延長戦に。
マリーンズの継投は、西野以降、澤田-益田-横山-澤村が各1イニング。
それぞれがよく投げたけど、逆を言うとライオンズ打線に迫力がない。
最大のピンチは、横山から源田の打った3ペースで1死3塁の場面。
打者は途中代走から入った児玉。
この場面スクイズかな?
と思ったけど、ライオンズベンチは強行。
浅いレフトフライに倒れました。
続く中村拓也敬遠。
愛斗勝負にて打ち取り、ピンチを脱します。
その直後の12回表。
先頭山口ヒット。
ここで前打席同点タイムリーを打った安田尚憲に代打柿沼。
これにはビックリ!
僕個人的には、安田の同点タイムリーは、綺麗に振り抜いてのライト前だっただけに、この打席も安田尚憲で勝負を賭けて欲しかった。
安田尚憲はピンチバンターを出されるような選手ではない。
ただ、面白かったのは、その柿沼選手、初球バントの構えからバスターした。
これもまたビックリ‼️
こんなトリッキーな攻撃は好き。
西武の内野も100%のバントシフトだっただけに、あれがサード横に抜けたら痛快だったろうな。
現実は、次の投球をきっちりバントでしたけどね。
あのバスターは自身のアイデアだっのだろうか?
1死2塁となり、ここで代走友杉。
以下、冒頭に述べたように、佐藤都志也のレフトフライで友杉タッチアップ。
藤原打席でパスボールがあり、それが決勝点になりました。
最後は、澤村佑一がきっちり抑えて、不思議勝ちというゲームでした。
非常にポイントを見つけるのに苦労する寸評。
ヒーローすら、誰にしたら良いだろうと悩む。
それでも土壇場の2死2塁からのタイムリーの安田尚憲が1番だろうと思う。
凡退ならゲームセットの場面で、振り出しに戻す力のいうのは、相当な力技だから。
以下、順不同画像。
円陣
オープニングダンス
始球式の女性。
誰?
西武鉄道train train
係員のお姉さん撮ったった。
三塁側スタンド上段からの木漏れ日。
レフトスタンド
宴の跡
このフラッグ配ったった。
スタンドからの眺め
Lビジョン
ラッキー7にタオルを掲げる熟女、、、違った淑女。
さらばベルーナドーム!
また来年来るからね。