こんな弱いマリーンズに負け越すなんて、ソフトバンクホークスが心配です。
1勝1敗で迎えた第3戦は、2位をどちらがキープできるかという大事なゲームであります。
それを、初回4球で3点をリードし、中盤近藤健介のホームランで加点。
ホークスの完勝となるべく試合を落としてるようでは、かつての王者の面影がない。
開幕福岡で3連勝した時は、流石最強の補強をしたと思ったし、このままブッチギリの優勝もあり得るな、という感想を持ちました。
近藤健介を獲得し栗原が復調した打線は、点の取れる打線であり、モイネロ・オスナの終盤の継投は鉄壁。
こりゃあ歯が立たねーや、そんな感想を福岡で感じました。
ところがいつの頃か歯車が狂い始め、先発陣や中継ぎも安定しない。
打線は近藤健介や柳田という個のチカラは発揮出来ても、点が線として結びつかないから、得点力に劣る。
何より、今や弱いマリーンズですら、ホークスとやれば勝てるんじゃないか、なんて思ってしまう。
少なくとも僕はそう思います。
案外マリーンズ全体も得意意識が芽生えてるんじゃないか?
そうとでも考えないと、4点差を逆転しての勝利は説明がつかない。
これまで、逆のパターンで負けたことはあったけどね。
勝因を敢えて挙げるとするならば、ホームランの得点のみに終わったホークスは点、繋いで繋いで得点を奪ったマリーンズは線。
線が点に勝ったと言えるかも知れない。
松本清張ならこう書くかもね。
試合結果
8月24日 福岡ソフトバンク ZOZOマリン
ソ | 300 100 000 4
ロ | 000 112 10X 5
H:7 E:0
H:11 E:1
【勝利投手】坂本 1勝 0敗 0S
【セーブ】益田 2勝 3敗 33S
【敗戦投手】又吉 1勝 1敗 0S
◆バッテリー
福岡ソフトバンク:和田、武田、●又吉、甲斐野=甲斐、嶺井
千葉ロッテ:美馬、○坂本、横山、S益田=田村
◆本塁打
福岡ソフトバンク:柳田 18号3ラン(1回・美馬)、近藤 20号ソロ(4回・美馬)
千葉ロッテ:なし
(マリーンズ配信より引用)
マリーンズ美馬学投手は、このところのピッチング内容を見れば、まあこんなもの。
むしろ、初回の3失点を除けば、良かった方かも知れない。
逆に和田毅投手は珍しく制球に苦しみました。
そんな簡単に四球をくれる投手じゃないのにねえ。
4点のリードがありながら、2失点。
それも四球がらみなのが本人にすれば悔やまれるでしょう。
だって本当の意味で攻略なんて出来ないもの。
打線は粘り強く、ボディブローのように得点を重ね、6回に追いつきます。
ホークスにすれば中継ぎ武田翔太が誤算でしたね。
そんな中、7回の田村と岡大海のタイムリーはお見事でした。
この同点劇でホークスは相当応えたろう。
彼らあんまり逆転負けに慣れてないからね。
継投は、美馬の後を坂本が、不運な2ベースが有りながら抑えたのが勝因ですね。
力強い投球で後続を抑えました。
マリーンズ移籍初勝利おめでとうございます。
もっと早く勝ってもおかしくないピッチングをしてますあ。
セカンド中村の好守備も光りました。
逆にファースト安田尚憲は、守備固め使おうよレベル。
8回は横山。
四球1が余分だけど、力でねじ伏せる投球は外連味のなく清々しい。
そして同点の7回、決勝打を放ったのは、こちらも外様の石川慎吾。
この選手の初球からドンドン行く闘志みなぎるスイングは、ワクワクする。
マリーンズの打者に無い闘志を感じます。
僕はこの選手大好きです。
初球ストライクを見逃す選手の多い中、その積極性を何よりも買いたい。
石川慎吾選手もホームでのお立ち台は初めてだったんですね。
ヒーインも力強さを感じます。
9回は益田が抑えて見事な逆転勝ち。
勝利
坂本選手や石川選手の躍動するのをみると、チームが新しい力を得て躍動するのをみるのは楽しい。