珍しく野球が早めに中止になったので、映画館に行きました。
休養もたまには必要です。
選手達も良い水入りになったのではないか。
見た映画は「シン仮面ライダー」
庵野秀明監督の「シンゴジラ」・「シンウルトラマン」についで3作目のシン・シリーズ。
僕は仮面ライダー世代ではないので、熱心に仮面ライダーを見た事はない。
では何故この映画をチョイスしたのかと言えば、第一に時間が丁度合った。
第二に、僕はシリーズものは最後まで見届ける義務を感じるから(厳密にはシンという名前と庵野秀明監督というだけでシリーズものとは言い難いけど)。
そして最後に、ヒロインが浜辺美波だから。
この女優好きなんです。
「君の膵臓を食べたい」や「思い思われふりふられ」での高校生の役や「死人荘の殺人」でも良かった。
以上の理由によりこの映画をチョイスしました。
実は1番見たかったN・ナイト・シャルマンの「ノック」は、時間が合わなかったからというのが1番の理由。
(シン仮面ライダーの後にハシゴで見たけど)
まあでも庵野秀明脚本・監督だから、かなり理屈っぽく作るだろうな、との憶測を持って臨みました。
で、感想はというと、その理屈は相変わらず良く分かんねー的な感想だったけどね。
悪の秘密結社ショッカーの目的も良くわからない。
流石に世界征服を企むというのは無理があるから、何か理屈を付けてるんだけど、それが回りくどい。
だから、バトルそのものに高揚感や悪を倒すカタルシスが無い。
ウルトラマンと怪獣とのバトルに比べると迫力に劣るしね。
そう考えると、前2作のシンに比べると作品としての出来は劣る。
と思います。
まあ、僕がゴジラやウルトラマンに比べると仮面ライダーに対しての思い入れが無いせいもあるだろうな。
これはネタバレになるのかどうか。
中盤、仮面ライダー1号の本郷猛に対し、仮面ライダー2号一文字隼人の出現は、エポックで嬉しかった。
いくら熱心な仮面ライダーフリークでは無いとはいえ、3号までの名前くらいは覚えてますよ。
そこからの展開がオリジナルを無視した庵野秀明ワールドなんだろうね。
このへんのクライマックスは好きです。
ただね、池松壮亮の本郷猛がどうにも、彼らしく、優柔不断な普段の役所らしくて、やや不満だし、ヒロイン浜辺美波はつまんない役所だったなぁという感想を持ちます。