このホークス戦3連勝が意味するものは何なのか?
8月のマリーンズの戦いが無様で、優勝はおろかCS圏内からも遠のき、絶望を感じていたファンも多かったはず。
ところが、ここに来ての3カード連続の勝ち越しで、ホークスには3連勝です。
この4連勝は、誰かがパンドラの箱を開け、最後に希望が現れたという事なのでしょうか?
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
- 【ロッテ】
- ○美馬(7勝6敗)
- 東條
- 広畑
- 【ソフトバンク】
- ●レイ(5勝4敗)
- 甲斐野
- 尾形
- [本塁打]
- 井上4号(ロ)
- 中村奨10号(ロ)
(ニッカンスコア速報より引用)
前日も書いたけど、ソフトバンクホークスが弱い。
どうやって点を取るんだろ、と心配してしまう。
こんなチームが首位争いしてるようなら、マリーンズにだってチャンスがあるんじゃ無いか、なんて思えてくる。
この勝利を呼び込んだのは、中央大学出身の師弟コンビ。
美馬学の好投と井上星矢のホームランを含む3打点の活躍です。
美馬学投手は、特別内容が良かったとは思えないけど、丁寧に投げたと思います。
7回無失点に抑えたのは、何よりもホークス打線ゆえ。
ひところのマリーンズ打線相手だと思えばわかりやすい。
今年はパリーグ各チームの打線の状態が悪い時をよく見かける。
日ハムもそうだし楽天もひと頃は最悪だった。
マリーンズの貧打も例年に輪をかけて悪かった。
それが今のソフトバンク打線に乗り移ったようなもの。
柳田、中村、牧原大成らが居ないという不運はあるにしろ、グラシアルや今宮も決して万全とは言えない。
それに比べればマリーンズ打線は遥かに良い。
荻野、高部の1・2番は機能するし、中村奨吾も好調です。
4番山口と6番安田が悪くない中、間に挟まった井上星矢もブロンズ聖闘士ながら、この日はヒーローでした。
これに岡大海や佐藤としやが加わるのだから、とても貧打とは言わせない流れを作ってます。
相変わらずのグダグダ打線なのは伝統だから仕方ない。
そして先発がゲームを作れば、今季1番の状態のリリーフ陣がいる。
唐川、東條、ゲレーロ、オスナの4枚がいて、益田の離脱が響かないほど。
なる程、こうしてみると首位までまだ5ゲーム差があるとはいえ、希望の光は微かに見えるかもしれない。
神ゼウスが人類を地上に現した時、人間は神と違い弱いから、災いや病気、嫉妬や妬みという感情は、箱に閉じ込め、パンドラに「決して開けてはならない」と諭しました。
しかしパンドラは好奇心に勝てず箱を開けてしまいまいます。
すると箱の中から災いや病気、辛い感情等が人間界に溢れ出てしまいます。
慌てたパンドラは箱を閉めようとすると、箱の底に残っていた感情が、私も出してください、と訴えました。
パンドラは「お前は誰だい?」と聞くと
それは答えました「私は希望です」
以来、人間の最後に訪れる感情は希望となりました。
さしずめ、今のマリーンズにおいて、パンドラの箱を開けたのは聖闘士星矢の井上であり、最後の希望は佐々木朗希に違いない。