このホークス戦3連勝が意味するものは何なのか?

8月のマリーンズの戦いが無様で、優勝はおろかCS圏内からも遠のき、絶望を感じていたファンも多かったはず。

ところが、ここに来ての3カード連続の勝ち越しで、ホークスには3連勝です。


この4連勝は、誰かがパンドラの箱を開け、最後に希望が現れたという事なのでしょうか?


チーム  計  
ロッテ013000003
ソフトバンク000000000
【ロッテ】
 
○美馬(7勝6敗)
 
東條
 
広畑
【ソフトバンク】
 
●レイ(5勝4敗)
 
甲斐野
 
尾形
[本塁打]
 
井上4号(ロ)
 
中村奨10号(ロ)

(ニッカンスコア速報より引用)


前日も書いたけど、ソフトバンクホークスが弱い。

どうやって点を取るんだろ、と心配してしまう。

こんなチームが首位争いしてるようなら、マリーンズにだってチャンスがあるんじゃ無いか、なんて思えてくる。


この勝利を呼び込んだのは、中央大学出身の師弟コンビ。

美馬学の好投と井上星矢のホームランを含む3打点の活躍です。


美馬学投手は、特別内容が良かったとは思えないけど、丁寧に投げたと思います。

7回無失点に抑えたのは、何よりもホークス打線ゆえ。

ひところのマリーンズ打線相手だと思えばわかりやすい。

今年はパリーグ各チームの打線の状態が悪い時をよく見かける。

日ハムもそうだし楽天もひと頃は最悪だった。

マリーンズの貧打も例年に輪をかけて悪かった。

それが今のソフトバンク打線に乗り移ったようなもの。

柳田、中村、牧原大成らが居ないという不運はあるにしろ、グラシアルや今宮も決して万全とは言えない。


それに比べればマリーンズ打線は遥かに良い。

荻野、高部の1・2番は機能するし、中村奨吾も好調です。

4番山口と6番安田が悪くない中、間に挟まった井上星矢もブロンズ聖闘士ながら、この日はヒーローでした。

これに岡大海や佐藤としやが加わるのだから、とても貧打とは言わせない流れを作ってます。

相変わらずのグダグダ打線なのは伝統だから仕方ない。


そして先発がゲームを作れば、今季1番の状態のリリーフ陣がいる。

唐川、東條、ゲレーロ、オスナの4枚がいて、益田の離脱が響かないほど。


なる程、こうしてみると首位までまだ5ゲーム差があるとはいえ、希望の光は微かに見えるかもしれない。


神ゼウスが人類を地上に現した時、人間は神と違い弱いから、災いや病気、嫉妬や妬みという感情は、箱に閉じ込め、パンドラに「決して開けてはならない」と諭しました。

しかしパンドラは好奇心に勝てず箱を開けてしまいまいます。

すると箱の中から災いや病気、辛い感情等が人間界に溢れ出てしまいます。

慌てたパンドラは箱を閉めようとすると、箱の底に残っていた感情が、私も出してください、と訴えました。

パンドラは「お前は誰だい?」と聞くと

それは答えました「私は希望です」


以来、人間の最後に訪れる感情は希望となりました。


さしずめ、今のマリーンズにおいて、パンドラの箱を開けたのは聖闘士星矢の井上であり、最後の希望は佐々木朗希に違いない。