日曜日の京セラドームのゲーム.大阪は朝から雨模様。

この日は佐々木郎希登板ゲームという事で球場には長蛇の列。

そう、前日書いたように、この球場は事前に検温ゲートを通り検温カードを貰わねばなりません。

こんな日にこんな面倒なことをさせる意味があるんかい?

おまけに手荷物検索のついでに金属探知機まである。

だけど、カメラに全然反応せん金属探知機って、どうなん?

 

どの球場、どのチームにも不満はあるものです。

これは球場のことだけでなく、社会全般コロナ禍社会にも通じることであります。

この不満は単に僕が何にでも難癖付けるスクルージ爺さん化したためなのか、それとも社会そのものが、腐ってるためなのか?

どなたか賢い方、ボケ老人にご教授下さい。

 

球場に入りました。

 

5回席に空席はあるものの、内野はほぼ埋まってました。

 

こんな京セラドーム大阪はいつ以来?

 

試合結果
4月24日 オリックス 京セラD大阪
ロ | 030 000 003 6
オ | 000 020 001 3
H:9 E:1
H:10 E:1

【勝利投手】佐々木朗 3勝 0敗 0S
【敗戦投手】山崎颯 0勝 2敗 0S

◆バッテリー
千葉ロッテ:○佐々木朗、廣畑、田中靖、西野、益田=松川
オリックス:●山崎颯、阿部、バルガス、齋藤=頓宮、若月

◆本塁打
千葉ロッテ:なし
オリックス:なし

 

(マリーンズ配信より) 

 

マリーンズ佐々木郎希、バファローズ山崎そういちろう(そういちろうは相変わらず変換不可)

若くて長身の投手同士の対戦となりました。

 

 

前回の対オリックス戦は記録尽くめのパーフェクト。

前夜食した懐石焼肉屋さんの女将がオリックスファンなので「明日はお願いですからパーフェクトだけは勘弁してくださいな」と言われましたけど、オリックスナインにしたって、そこはプロ。

やられぱなしでいる訳には行かない。

その意地を、先頭打者福田秀平に見ました。

 



先頭福田秀平、初球を振り抜き1・2塁間を綺麗に破る安打。

かくて、連続無安打無出塁イニングの記録は、アッサリと破られました。

その後紅林の不運な内野安打もあり1・2塁から吉田正尚三遊間破る安打。

しかし、ここはレフト高部のビーム返球にてホームタッチアウト。

初回3安打打たれたけど0点に抑えました。

 


その郎希の出来はどうだったんだろ?

オリックス打線がしぶとく食らいついてきたこともあるし、思ったように空振りが取れないところから、イラつき制球を乱す、といったところもあったと思います。

 

いや、オリックス打線以上に白井主審に苛立ったのかもしれない。

 

明らかに郎希が不満そうにし、マウンドを一二歩前に向かったのを、白井主審が審判に対する不満行為と捉え、注意というか威嚇しに行きました。

 

 

これについて元NPB審判員であった山崎夏生氏がFacebookでこう書かれてます。

選手や野球関係者の記事やつぶやきは数あるので、ここでは元審判員の立場の意見を引用。

 

 「審判応援団長」ですから、何があろうとも審判の味方です。とはいえ、時には苦言も必要。投球判定に不満げな20歳の若者の態度に切れた44歳のベテラン球審が18歳のルーキー捕手になだめられる、といういささか格好の悪い構図となっています。非難が9割で支持は1割か(それも審判経験者のみ)。

 試合後の報道陣の質問には「何も答える必要はない、ノーコメントです」とのこと。これでは理解も得られないし、支持もされません。傲慢な印象を与えるだけです。公認野球規則8.02(a)を厳格に適用しました、となぜ説明しないのか?その【原注】には「異議を唱えるために本塁にスタートすれば、警告が発せられる」とあります。

 現役から指導員時代を通じて不満だったのは何かトラブルがあれば何時も審判は言われっぱなし、叩かれっぱなしでした。きちんとした事実関係の確認もせずに記事になることも度々でした。もっと審判の側から発信しなければならないのに、その機会を自ら放棄してしまうのはいささか残念です。

 

野球というゲームにおける主審とは、料理におけるシェフのようなもの。

シェフの腕一つで、締まった良いゲームになるも、グダグダの不味い料理になるもあります。

少なくともこの日のゲームは不味かった。

 

それにしても吉田正尚は、やっぱり凄い。

この日のメンバーの中で本当の意味で郎希のボールをきっちりと捉えたのは、吉田正尚だけ。

タイムリーとなった左中間を破る痛烈な当たりは見事でした。

力対力のプロの勝負を魅せて貰いました。

 

一方の山崎そういちろう投手。

石川は加賀の輝ける星。

 

カッコ良いしモテるでしょう。

郎希ほどでは無いけど、150キロのボールを投げます。

本当に良いボールを投げるのだけど、マリーンズ打線、これを攻略しました。

本当にエースになり得る逸材でありながら、何かが足りない。

貧打のマリーンズ打線でも打てるんだから。

制球の甘さなのか?

ボールがスピードガン表示ほどでは無いのか?

その答えを早く見つけてください。

間違いなく10勝は出来る逸材です。

 

その山崎投手から2回マリーンズは高部と和田のタイムリーで3点を先行します。

 

 

 

 

このまま楽勝ムードと思われた中、5回、郎希の制球が乱れます。

ランナーを背負う事で精神的に疲れが出たのか、白井主審に恫喝されかけ中坊のように怯んだのか。

安打と四死球で満塁のピンチ。

ここで紅林をピーゴロに打ち取るも、何故かそのままセカンド送球。

1-6-3の形のダブルプレーとはなりますが、その間に三塁走者ホームイン。

これで連続して無失点も途切れた。

1・2・3だろうに、セカンド送球しちゃうというのも、平常心とは程遠い。

それに気を落とした訳でも無いだろうけど、続く吉田正尚に左中間タイムリー長打。

これは、上に書いたけど、凄い当たりだった。

 

楽勝ムードが俄然1点差のゲームに。

マリーンズの継投は、廣畑・田中靖・西野・益田が各1イニング。

それぞれが怖くて緊張した。

 

 

9回にバルガス投手から、高部あきとと中村奨吾のタイムリーが飛び出し3点を追加したから、ホッとしたのも、9回は益田直也が満塁のピンチまで背負い、見てる方はグッタリとしました。

 

 

 

 

益田も人の子、最後は力尽きたような見えました。

 

勝利

 

ヒーローインタビューは、攻守と3打点のタイムリーの高部あきとくん。

 

スコアボード

 

以下、この日の画像

 

令和の怪物を止めろ!

 

この日はリポビタンDディという事で、ケイン小杉君始球式。

 

安達、安達、安達、、、

 

レアード 

 

捕手としての存在感の光る松川虎生。

この日も良くショートバウンドを止めました。

白井主審も良く止めました。

 

山口航輝

 

平沢大河。

 

小川龍成

 

ラオウへの死球

 

いくら皮下脂肪が厚くたって160キロは痛いだろうな。

 

トレーナー飛んできましたが大事に至らず。

 

頓宮

 

宗ユーマ

 

松川のバント。

これが実にうまい。

 

代打佐藤としや。

 

久しぶりのヒット

 

高部あきとタイムリー

 

中村奨吾のダメ押しタイムリー。

相手が弱ってる時の中村奨吾は強いんだよ。

この3連戦、誰のゲームだったかといえば、中村奨吾の3連戦でした。

この日も満塁のピンチにセカンドでのファインプレーは勝利をもぎ取った、と言えるくらい価値がある。

 

最後に、郎希論を。

 

この日は状態も悪かったし時の人としての精神的な疲れもあったのでしょう。

それでもね、四死球やエラーは野球に付きもの。

それすら許されないパーフェクトを2試合続けて完成するチャンスを逃したのが、重ね重ね勿体ない。

やはり前回の9回までは投げるべきだった。

僕は改めてそんな感想を持つ。


おまけのおまけはクイーンご夫婦と嫁


次は番外編かな。