呉念庭は偉いよ、5回裏西武の攻撃。

死球・四球の無死1・2塁という場面でカウント3-0

次のボールを強振。

結果はレフトフライでマリーンズとすれば助かったけど、これがプロの姿勢だと思う。

恐らくはマリーンズの選手なら全員(外国人を除く)2球待つかベンチのサインは送りバントだったろうな。

実際3-0のカウントからの送りバントも過去あったし。


先日の佐々木郎希の投げたゲームで佐藤としやなんて、無死1・2塁で送りバント決めてガッツポーズしてました。

スラッガーなら、なんでオレが送りバントなんだよ、と悔しがれよ。

と、思う。


3-0から打ちに行き凡打に終わった呉念庭の胸に去来したもの、その悔しさがあったからこそ、同じようなシチュエーションの中、決勝打を打つことが出来たのではないか。

野球とは因果応報であるもの。


試合結果
4月20日 埼玉西武 ベルーナドーム
ロ | 000 000 000 0
西 | 000 000 12X 3
H:1 E:1
H:4 E:0

【勝利投手】水上 1勝 0敗 0S
【セーブ】増田 0勝 0敗 4S
【敗戦投手】美馬 0勝 2敗 0S

◆バッテリー
千葉ロッテ:●美馬、東條、廣畑=松川、加藤
埼玉西武:松本、○水上、平良、S増田=柘植

◆本塁打
千葉ロッテ:なし
埼玉西武:なし

(マリーンズ配信より)


もしね、先日のサヨナラのチャンスに佐藤としやが送りバントではなく強行し凡退したなら、この日の7回のチャンスにおけるセカンドライナーは、上を抜けていたかも知れない。

僕はそう思うのですよ。


ライオンズの攻撃は、強行すべき時には結果を恐れず3-0からでも打っていくし、バントすべき時にはバントする。

そして選手個々の打撃よどみがない。

なる程思い切りの良い打者が育つ訳だ。


翻ってマリーンズの打撃はどうか?

少なくともマリーンズの各打者から、この閉塞感を打破してやる!

といった気迫が感じられない。

唯一、ライオンズの打者に匹敵する振りを見せられる山口航輝馬スタメンじゃないし。

それが連続1安打完封の28イニング零封の現実。


パーフェクトのまま降板させた郎希の呪いなのかも知れない。

どうやってこの呪縛から解き放たれるのか?


鈴木大地が恋しい……。

ついでに清田育宏が恋しい。


最後に、山野部のネット際キャッチがファールと断定されたのは、ネットを掴んだの捕球は認められないという球場ルールが適応されたとか。

そんなん初めて見た。

これが、フェンスならOKというのだからややこしい。


つまり、フェンスは押せないけど、ネットは掴んで押せば、ボールがネットに触れるのを防げるから、というのがローカルルールの趣旨ということですね。

なる程、また一つ勉強になった。


てか、審判団の協議は補給云々ではなく、山野部がネットを押したかどうかを確認したたのかよ。


熱盛りプレイが無効になってしまった山野部くんにカール・ブッセの以下の詩を捧げよう


山野部あたなの空高く 幸いファールとと人の言う