オミクロンCで元気溌剌なYGです。

 

年が明けました。

2年続けて2位となり、優勝には後一歩届かなかったマリーンズですが、その戦いを僕の視点で振り返ります。

 

先ずは、オリックスの優勝は想定外の外。

それでも僕は今年オリックスをマリーンズより順位が上の3位に予想しました。

宮城という投手が10勝すると思ったし、打線ではロメロが活躍すると考えたからです。

宮城の活躍は予想通りだったし、ロメロの誤算はラオウが覚醒しました。

それでも優勝までは考えられなかった。

それは多分に消去法の優勝と言って良い。

本来の優勝候補であるべき楽天とソフトバンクがコケたから。

もちろんマリーンズの2位というのも、その結果だと思う。

そのオリックスを一時は4ゲーム差を付けて首位を独走したのだから、優勝を逃した残念感はいくばくかでありましょう。

 

では、そんなマリーンズが優勝に相応しい戦い方だったかと問うならば、ファンとしての贔屓目は割り引いても、相応しいとはとても言えない、という感想を持つ。

 

もちろん、最後まで優勝を争ったし、2位チームという事で、今年はマリンでCSも行われました。

万年Bクラスのチームが、ソフトバンクと戦っても決して見劣りのしないチームとなったのだから、その意味では誇らしい。

ただね、2年連続の2位躍進は、井口マリーンズの結果であり、これでますます井口イズムがチームに浸透するかと思うと、その点だけは残念でならない。

 

勝負の世界であるから結果が全てであり、結果が残さなければ工藤監督も栗山監督も退任するというのが勝負の世界。

逆を言えば、弱小チームが井口イズムにより2年連続の2位躍進となれば、これは結果を残したことになる。

 

例えば今年はどのチームも外国人選手が機能しなかった。

その中で開幕からマーティン・レアード が働いたマリーンズが優位に立てたというのも、これは結果論であり、そのがコロナ禍による運が強く働いたにせよ、それも井口資仁という監督の運によるものとしたら、それは井口資仁という監督の手腕と言って良い。

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それは、今年の新戦力、エチュバリア・国吉・加藤たくま、それぞれの抜擢も結果を残したならば、これも井口いずむよる実績と考えなくも無い。

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監督4年目を迎えた井口資仁マリーンズ。

ブレない姿勢そのものは評価に値すると思う。

それは吉井投手コーチによる起用法の容認に強く現れる。

おそらく監督として吉井理人コーチによる投手起用に不満はあったはず。

勝つためには投手に無理をさせたかったけど、けっしてそれに異を唱える事なく、吉井イズムを容認した井口資仁は監督としての器ということでしょう。

コーチそれぞれに任せたなら、それを貫く強さを井口監督は持っていると思う。

 

ただし、ここからが大極論では無い個人的な考え。

どうしても選手起用に偏りが見えるのは就任以来相変わらず。

2021シーズンの開幕スタメンはショート鳥谷敬でした。

これは前年から続く身内贔屓による起用。

その鳥谷降格は、エチュバリアの来日まで待たねばならなかった。

 

清田育宏解雇による右打者補強は元広島の小窪選手。

これも必要な獲得というよりは学閥の匂いが漂う。

鳥谷や小窪に与えるチャンスの幾分かを平沢大河や井上に分けてあげたら、と思うマリーンズファンは多かったはず。

井口監督にとっては必要な人事なのかもしれないけど、彼の頭には季下に冠を正さずという格言はないらしい。

 

投手起用に関しては吉井理人の意向が強く働いたとの事。

であるならば、正確には井口イズムに対する不満ではないのかもしれないけど、少なくとも佐々木ろうきの育成や起用法にも不満は募る。

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最後の最後中6日ローテとしての登板に踏み切りましたが、それまでの1回登板、登録抹消を繰り返しての登板というのはどうなんだろう。

大事に育てるというのは理解できるけど、せっかくの逸材の20才の今ならば、もっと投げたいはず。

投げながらより高みを目指す、そんな育成が必要ではないのか?

酷使しろというのではないけど、もっと投げ込みをさせるべきと僕は考える。

マリーンズの投手全体に言えることは、投げるスタミナ不足。

1年間、本当に保ったのは小嶋投手だけでした。

 中6貰ってのローテ投手のスタミナ不足は、キャンプ期間の短さと因果関係あるのかどうか?

 

優勝というのは、選手に最高のパフォーマンスを求めるし、ゲームでの奇跡を必要とする。

打撃においては、岡大海ナイトがそれに当たると思う。

 

その意味では、やっぱり良くやったシーズンであったし、面白いゲームをたくそん提供してくれたとも思う。

それでも、割り切れないのは、ぼくが単に皮肉屋だからか。