阪神甲子園なんだから、当たり前と言っちゃあ当たり前なんだけど、3塁側のアルプススタンドもトラファンで埋め尽くされてます。
まさしく、トラトラトラであります。

先制打を放った糸井が

「我 奇襲に成功せり!」

と叫んだかどーかは知らないけど。

因みに「トラトラトラ」は、ハリウッドが資本贅沢に、真珠湾攻撃を日本側からの視点を主に、描いた映画であります。
日本側の監督に黒澤明に起用したのもエポックな話題となりました。
しかし、黒澤明は黒澤天皇と呼ばれる程の撮影に妥協のない監督ゆえ、スタッフや制作サイドと衝突しやがて解任。
これが祟り、世界の黒澤は映画監督を干され、やがて自殺未遂という芸術家らしい行動に出ます。

余談の余談になったけど、結局映画を仕上げたのは、東映の深作欣二。
結果、深作トラトラトラ作品は、深作東映映画風の作品となりました。

題名の「トラトラトラ」は、真珠湾攻撃に成功したという暗号の打電から来ています。

試合結果
6月10日 阪神 甲子園
ロ | 001 020 000 3
神 | 200 000 000 2
H:7 E:0
H:6 E:0

【勝利投手】ボルシンガー 7勝 1敗 0S
【セーブ】内 1勝 2敗 13S
【敗戦投手】高橋遥 2勝 3敗 0S

◆バッテリー
千葉ロッテ:○ボルシンガー、松永、S内=田村
阪神:●高橋遥、尾仲、谷川、藤川、岩崎=長坂、原口

初戦、祝熱地獄の中、延長12回のゲームを落とし、ガックリとうなだれて阪神電車で梅田に向かう中、阪神ファンの女性2人に声掛けられました。
「ロッテの応援凄かったですね」という風に。
僕ら外野に滅多に行く事ないから、筋違いではありますが、そこはそこ「ありがとうございます」と型通りに礼を言うと
「私たち、試合よりロッテの応援に感動しました。どうやったら、あんなに声を揃えられるんですか?」と、聞かれたから
「慣れなんじゃね」と適当に答えておきました。
レフトスタンドのロッテファンの方ごめんなさい。
ただ「来年は千葉で阪神戦ありますから、ぜひ今度は千葉に来てください」と言っておきました。
でも、マリーンズファンとして、ロッテが褒められるのは、やはり嬉しいし、例え自身が外野でジャンプしなくても、マリーンズを誇りに思える、そんな瞬間は幸せです。
「今度外野に言ったら、精一杯声出してジャンプするからね」と、僕は妻に宣言しました。
嘘だけど。

まあ、やさぐれたきもちを少しは和らげたという事で、
そういやあ、誰かがロッテの応援にこんなコメントがあるって、ライン来たので、貼り付けておきます。 



試合内容も少しだけ触れます。
今やマリーンズで1番安定感ある投球を続けるボルシチでありますが、初回四球とバント安打やらでランナーをため、糸井のポテンにて、2点を先行されます。

暗雲が非常に漂います。
相手はルーキーとはいえ左腕の高橋遥だし。
その高橋遥投手。
左腕というだけで、特別球が速いという訳でもなく、制球も岩貞程でもない。
であるからして、何とか2巡目に以降攻略します。
得点に絡む2度の送りバントをきっちりと決めたボンシンガーが偉かった。
今度、ベンチ入りしてピンチバンターして下さい。

結果、逆転打を含め3打点は、高橋遥投手の亜細亜大学先輩の藤岡くんのバットでありました。

マリーンズの失った得点は初回の2点のみ。2回以降、ランナー出してもボルシチが踏ん張り、8回は松永、9回は内が締めて辛勝。

タイガース打線が、未だに3番福留4番糸井6番鳥谷に頼ってるというは、世代交代の遅れを感じます。
それに出て来る選手の小粒なことよ。
それに助けられた面もありました。

マリーンズ打線もひとんちの事言えない程度の糞詰まりなのは相変わらず。
欲しい時に欲しい点が取れない今の状態では浮上は難しい。

以下画像を。





次回、食い倒れの番外編に続きます。