18日の日曜日、対巨人戦のオープン戦に行ってまいりました。

日中は汗ばむほどの暖かさと思ったら、試合中盤から終盤にかけて、風が強くなり寒さに震えながらの観戦となりました。
試合展開も終盤寒気がしたしね。
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それにしても良く入りました。
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試合展開について少し振り返ります。
マリーズ酒居、巨人は西武からFA移籍した野上亮磨というパリーグ同士の戦いみたい。
 
酒居・野上、共にまあまあの出来の立ち上がりと思います。
マリーンズは、3回.平沢のレフトオーバー2塁打を足がかりに、中村奨吾の犠飛と大地のタイムリーにて2点を先行します。
まあ、西武戦での対野上もそんなもの。
しかし、その後は立ち直り6回か2失点は、先発としては合格点では?
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一方の2年目の酒居投手。
4イニングを3安打無失点。
これも、ランナーを出しながらも粘り強く投げ得点を許さないという、酒居投手らしいピッチング。
球威で勝負するのではなく、制球力と気持ちの強さで勝負出来る投手らしい投手になり得るかもしれません。
甘いと言われても酒居君にはローテを1年間守り抜き10勝を期待したくなります。
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2番手は、これも2年目の土肥投手がマウンドに。
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マリーンズは、今年も2人の左腕投手を取りました。
しかし山本投手は石垣の紅白戦にて早々に撃沈。
ストレートの力強さが売りのもう1人の左腕、永野投手はその強いストレートが影を潜め、フォームそのものが小さくなり、こちらも2軍にて調整中。
 
となると、一軍で使える左腕が松永だけになってしまう。
 
で、ここは何としてももう一枚左腕が欲しい。
そのピースに当てはめようとして土肥投手のお試し登板。
 
結果は見ての通り。
昨年からほぼ全ての試合で打たれてる土肥投手しかお目にかかってない。
この日も、登板早々に四球を与え岡本にドカン。
これでも次回のチャンスがあるのだろうか?
土肥投手は、自身の置かれてる立場ごわかっているのだろうか???
こういう左腕投手しか取ってこないスカウトと育成のいの字も感じられないコーチングをどうしたらいいんだろ?
昨日サトに聞けば良かったな。
 
3番手西野投手。
良かったと思います。
ストレートの力強さはイマイチながら、変化球の精度は良いし投球術は見事。
 
4番手田中靖こそ、この日の中で一番の投球でした。
1イニングを3者凡退2三振を奪いました。
最速サイドで147キロ。
案外この投手がセットアッパーとなるかもしれない。
 
1点リードの最終回、内がマウンドに。
自慢の縦スラはイマイチ精彩を欠きましたが、ストレートは走ってました。
不運な安打と不運なFCという不運はありましたが、失点の原因である無死からの四球はいただけない。
結局のところ決勝の2ベースを岡本に浴びましたが、投球内容とすれば、悪くないと思います。
今の内にこれ以上を望むのは酷というもの。
僕はそんな見方をしてます。
 
 
打者に関しては、好機にたいむりーも出たし、今のメンバーとしては良くやってると思います。
欲を言えば、ホームランを打てる打者が必要。
アジャも4番打者として良くやってるけど、4番打者としては物足りない。
 
でもね、チームとして、ペーニャと契約する気がないんだし、ホームランに頼るのはやめるしかない。
今年も貧打に苦しむことになるだろうね。
 
そんな中、荻野の好調さと菅野の打撃は希望です。
相手チームが前進守備の外野を超える長打を放つ菅野は見てて気持ち良い。
 
この試合、勝負をわけたとすれば、同じ年にドラフト1位で入った巨人岡本とマリーンズ中村奨吾の打撃の差と言ったら語弊があるだろうか?
 
中村奨吾をドラフト1位で指名した2014年、この年のドラフトでマリーンズは誰を指名するかという話題をした時、とあるスカウトの方が、智弁和歌山の岡本和真は本物だ、と話された事を思い出します。
 
プロ入り4年目、22歳の岡本和真は今年ブレイクするやも知れません。
それくらい、この日の打撃内容は素晴らしかった。
土肥投手から放ったホームランは完璧なホームランバッターの打撃でありました。
こんなホームランを打てる打者がマリーンズにいるか?
 
それにも増して岡本和真の真価を証明したのが、9回2アウト満塁での投手内に対する打撃でありました。
無死満塁から、2者連続三振に打ち取り、ゲーム終了まであと1アウトという場面で、当てに行く事なく、淀みなく振り抜く、その覚悟と強さ、それこそがプロとしての打撃であります。
こういう選手を高卒でとって育成し、プロ入り4年後に大成するならば、その後10年は主力としてチームを背負えます。
 
対して、マリーンズの同じ年にドラフト1位で入団した中村奨吾はどうなのか?
今年オープン戦を3番打者としてフルに出場し、打率はそれなりに残してます。
 
しこし、この日、逆転された9回裏、2死1塁において、ここは思い切って一発を狙って欲しかった。
同じ年のドラ1の岡本和真を前にして、同じドラ1の意地を見せて欲しかった。
最後のサードファールフライには、がっかりしました。
やっぱり中村奨吾には、魂を揺さぶる打撃が見られない。
 
最後に、岡田幸文の守備の衰えが悲しい。
岡本の左中間の当たりなら、昔の岡田なら間違いなく取ってたと思う。