「○○してもらっても いいですか?」
いつもそう言って 自分の要求を通そうとする彼女。
丁寧にお願いしているつもりらしく、どことなく得意気な表情を浮かべながら。
どうしても引っかかるので、決まって言い返します。
「○○してください、と言いなさい。」と。
だってね…
彼女は小学5年生。
しょっちゅうテキスト類や筆記用具を忘れて借りに来ます。
その度に、何の前置きも無しに
「赤えんぴつ貸してもらってもいいですか?」
「算数のテキスト、コピーしてもらってもいいですか?」
はぁぁーっ??
もー 全然貸したくない。
意地でもコピーなんかしてやりたくない(笑)
本音をぐっと堪えて
「忘れ物をしたので○○を貸してください、って言えばいいんだよ。」
と優し~く諭しますが、違和感のある妙な言葉づかいは なかなか直りません。
最近は、彼女がやって来て
「○○してもらっても…」
と言い出すやいなや 途中で遮り
「言い方っ 」と一言。
すぐに
「消しゴムを忘れました。次からは気をつけるので貸してください。」
と言い直すようになってきました。
めっちゃ棒読み口調ですが(笑)
きっと、
『えー 何がいけないの??
ちゃんとお願いしてるのに。
いちいち うるさいんだからー!!』
とか思ってるんだろうな。
敬語や丁寧語は難しいね。
ていうか、忘れ物が多すぎるよ(笑)
言葉は生き物。
その時代 時代 で絶えず変化していくものだと思っています。
それでもね、話す相手や状況に適した使い方を知らないまま大人になって欲しくないんだよ。
今は うるさい と思われても
いつか気づいてくれるといいな。