前回の続きです。

 

 

しばらく連絡のなかった患者さん。

 

久々に連絡があり、また来院されました。

 

 

この患者さん、私の治療院に来られるまでに、

10か所ほどいろいろな治療院に行かれていました。

 

 

結局はどこも痛みはとれなかったそうです。

 

 

でも頑張って半年、長い所で一年通われたそうです。

 

 

ある治療院では

治療後に院を出る時点ですでに痛みがあるので、

「なんでやろ」と思っていたそうです。

 

 

ある治療院で治療していた時は、

あまりにも変化がないので

たまりかねて尋ねてみたそうです。

 

「どうして良くならなのですか?」と。

 

すると返事は

「あなたが腰を曲げているからよ~。」

と言われたそうです。

 

いやいや・・・それを正しい姿勢にしていくのが私たちの役目でしょうが。

 

 

ある治療院では1か月ほど治療を受け、

これほどの期間治療したのになぜ治らないのか?と尋ねたところ、

「まだ一ヶ月くらいじゃ良くならんわ~」

と言われたと。

 

そこには半年ほど通ったけれど、良くはならなかったそうです。

 

 

患者さんは良くなりたいとの思いで必死です。

大事な時間とお金を使って、健気に通ってくるのです。

 

患者さんを診て、その患者さんに合った治療ができる。

自分の得意な治療法を押し付けるのではなくて・・・。

 

良くならなければ患者が悪いと言っているようで、

聞きながら気分が悪くなってきました。

 

そんなこんなして夫婦で(本人さんは運転できないので、だんなさんがいつも送迎していました)

わずかな希望を持ちながらあらゆるところに行かれていました。

 

 

 

実際はこの患者さんはそれほど難しい状態ではありませんでした。

 

体の硬いところを緩めていけば治療3,4回でだいぶ姿勢が変わりました。

 

姿勢が良くなることで、痛み以外にも思いがけない効果が出てきました。

 

頭痛がなくなった。

便秘が治った。

足のしびれがなくなった。

正座が出来るようになった。

などなど

 

 

最初に来院された頃に比べて

今は顔の表情が明るくなり、肌のツヤも良くなった感じがあります。

 

そして本人だけでなく、だんなさんも喜んでいると言われます。

 

痛みで苦しんでいる妻をずっと見ていて、だんなさんもさぞ心が痛かっただろうと思います。

 

 

こういう喜びを与えることが私たち治療家の原点ではないでしょうか?

 

 

自分の目の前に来られた患者さんを第一に考えられる

誠実な治療家でありたいです。