ヒマ人は世界を救う
かれこれ1ヶ月ほどかけてようやく!
ドラクエ9の悪者のボスをやっつけました。
桃太郎の鬼退治は鬼が本当に悪者なのか
まったく(読者に)わからないまま、一方的に悪者
(という定義付けをなされた鬼)を懲らしめる筋書きです。
私の小さい頃のドラクエもそうでした。
しかし、5作目では大きな転換点になりました。
悪者の悪者なりの事情が明らかになり、
しかもそこに人間の身勝手な振る舞いがあったりして
高校生にはなっていたものの、何が本当によくて
誰が悪いのか、複雑な気持ちになったものです。
しかし悪役の立ってるお話はやはり面白いものです。
今作のドラクエはAmazonでの賛否両論っぷりが
話題になっているものの、セールスはきわめて好調です。
古き良き時代を知るものとしては、「勇者」が主人公でない
ドラゴンクエストにあらたな時代の節目を感じていました。
世界を救うのは伝説の勇者の血をひくものでもなく、
王家の王子様でもなく、由緒のしれない中途半端な
見習い天使です。
しかも世界が平和を望んでいるわけではなく
個人や村の平和や平穏をひとつずつお助けしていきます。
で、極めつけは最後の悪者。
やってることはメチャクチャなのですが、
子供の勘違いみたいな理屈に閉口。
別に悪者ではなく、ただのワガママ君にしか見えません。
超人的な力を持った英雄が悪の野望にとらわれた魔王を倒す。
そんな時代は遠くなってしまい、ゲームの中もなんだか
現実社会を映したものになってきました。
なぜかその方が感情移入しづらくなっているのが不思議です。
しかし、大人になって一番の悩みは時間。
映画だと2時間もすれば解決しているのですが
世界を救うには相当な時間を捻出しなくては
いけないのです。
ただ、終わりが近づいたときに感じる特有の寂しさは
小学生の頃、暗くなり始めて豆腐屋さんの
パ~フ~ゥ~という音が聴こえてきたときみたいで
案外悪くないなと思ったのでした。