2021 8月の終わり。
3か月目に入った埼玉での夜勤仕事明けに会社から
電話が入る。
新しく始める事業があり、
1か月そっちに行ってくれないかと。
家から30㌔離れた職場から500㌔離れた場所への左遷、
吾輩の辞書にNoがない吾輩は2つ返事でYesと言う。
夜勤明け、アパートに帰り小さな冷蔵庫の小さな冷凍庫の
霜を取る。
食べるな危険。
萎びたキャベツをもんじゃで使い切り、軽く部屋を掃除する。
父ちゃんは1か月北国に行って来るからな、
明るい二学期を過ごすんだぞ。
職場で支給されるお弁当を食べながら、
この3か月でお世話になった仲間にしばしのお別れをする。
また戻ってきます。
午前9時、職場を出てラーメン屋。
24時間営業の店しかなかったが、
見知らぬ土地でラーメン屋がなかったら死活問題のため
食べておく。
煮干しマックス、きくらげ多め。
前日、コインロッカーに預けたスーツケースを取り出して
プライベートでは乗ったことのない乗り物を待つ。
周りに撮り鉄は一人のいなかったが、
鼻の長い新幹線を写真に撮る。
電車に乗ると携帯にメールが入る、
1か月でなく2か月お願い、との事。
来たことも想像した事もなかった地だったが、
埼玉では汗だくで乗り込んだ新幹線を降りると
カラッとした澄んだ空気に肌が北国を感じた。
もっす、おはよがんす?
と駅員に道を尋ねる、
長く添乗員をしていた為、それぞれの国の最低限の言葉を覚える癖が抜けていない、
おはようございます、と返事が返ってくる、
ローカル線に乗り換えてそのまま新しい職場へ。
まもなく9月、
それぞれの二学期が始まる。









