回想、欧州の田舎が面白い、そして美味しい。 | 添乗員 森田 世界の旅

添乗員 森田 世界の旅

放浪癖 バックパッカー 酔っ払い まじめな添乗員 恐妻 かわいい子供
ハネムーン

ヨーロッパの田舎が面白い、そして美味しい。

と言っても沢山見てきたわけではないのだけれど。

 

ポルトガルを巡るルート上の田舎町、

ナポリ以南、シチリア島の町町、(南イタリアツアー)

スペイン、フランス国境沿いの町町、(バスクツアー)

フランス、ドイツ国境沿いの町町、(アルザス地方ツアー)

サンティアゴ巡礼道の村村、(巡礼ツアー)

北イタリアの町町、(トリュフツアー、カーニバル巡りツアー)

結構あったな、まだまだ出てきそうだけど、、

 

欧州は世界文化遺産の宝庫、異民族から土地を奪い自分たちの

生活が始まった時から祖先が築いて来たものを大切にしてきた。

変化を好まず、頑固な精神が現在に世界遺産級の文化財を残す。

その頑固さは時に戦争を生むのだが、、

王様、君主、領主または司教のもと立派な大聖堂に城壁に宮殿が

残る場所は世界史に名を残し、観光地になるわけだが、

 

城壁も立派な大聖堂もないような農村の村人も実に頑固で、

生活そのものを祖先から受け継ぎ誇りにし、

現在の多国籍企業が展開するファストでコンビニな商売に見向きせず、

生活を守っている村が実に多い。

当然世界遺産になるような文化財はないのだけれど、

19世紀産業革命時のロマン主義同様、21世紀に入り都会で忙しく暮らす

人たちを引き付けている。

 

日本人も忘れかけている生活があり、

情報番組でもパリやミラノを映すより、最近は何もない欧州の路地を歩く

番組があるくらいだから。

田舎の変化を好まずコンビニに手を出さず、守ってきた生活に産業が

ついて来たわけだ。

そしてそういう村で食べる食事が、スローフードが美味しい。

 

単純にお手頃ツアーで予算を均等に組めば、当然都会より田舎の方が

物価が安くちょっと良いものが食べられるのは確かだが、

 

まず田舎は家族経営の食堂だったり、農家の食堂だったりと、

雰囲気が良い。

子供の時からウェイター一筋という古いイタリア映画の様な世界は

都会にはなく、ツアーで立ち寄るレストランにパリジェンヌやミラノ人

はもはや居ず、モロッコジェンヌしか居ないのだから。

 

食事はワインから肉から野菜から自前の地産地消、

歴代おばあちゃんからずっと受け継がれているであろう味わい、

食という文化も大切に守られ、僕は新しいものを好むけど、

彼らは変化を好まない。

北極圏にも中華料理があるくらい中国人はどこでもレストランを営むが

残念ながらイタリアの田舎に中華はない、流行らないのだ。

 

僕は知っている。

お客様は気を使って、美味しいのだけど量が多くて食べられなかった。

とおっしゃる、

しかしグルメに予算を使ったツアーで、バスクの星付きレストランとか、

フランス南西部の古城で食べるフルコースでは、量が多くても完食する事を。

田舎の素朴なレストランならば、量が多くても完食することを、

そして幸せな気分になっている事を。

 

昨年行ったツアーで、最近は始めたツアーから、フランスの田舎町と

美味しいグルメを堪能したフランス南西部の旅をリブログします。

ご興味ございましたらぜひ見てみて下さい。

では、