凄いぜ、エルミタージュ美術館。 | 添乗員 森田 世界の旅

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11月6日、エルミタージュ美術館。

 

さてそれではロマノフ王朝、美術コレクションを

見ていこう。

1812年、対ナポレオン戦争に勝利するロシア帝国、

ロシアは強く寒かった、ヨーロッパを席巻したナポレオン

のナチスもロシアの冬にやられることに。

帝国下の貴族たちの肖像、イケメンがストロガノフ氏。

イケメンだが歯が悪く牛肉を柔らかく煮たと言う。

ここにもピョートル大帝玉座の間、

ここにもいる双頭の鷲は1480年からのモスクワ公国時代から

続きロシア帝国でも紋章となる。

この柱、この捻れ、このモザイクは、何だったか?凄い芸術

であることはわかる。

ここがエカテリーナ2世の時代に美術品を保管、陳列するために

造られた彼女の宮殿、小エルミタージュ。

ピョートルと娘エリザヴェータはバロックを好み、イタリアから

ラストレッリを招いたが、カノジョはカレを追い出して、

これをルネッサンスのリバイバルって言うのかな?

フィレンツェ産大理石モザイクのテーブルに、

黄金の孔雀とニワトリが時刻を告げたしかけ時計、イギリス産。

イタリアルネッサンスを代表するレオナルド・ダ・ヴィンチ

の作品。生涯12枚の作品を残すが、そのうち2枚を所有する。

リッタの聖母(1490年頃)、、、残念ながら貸出し中、

武漢にでも行っているのだろうか?

うーーー、これは誰のだったか?

ティツィアーノが2枚、

ヴァチカンの回廊に魅せられたエカテリーナ2世により

ここに再現ラファエロの回廊。本場より立派かも、、

そんなラファエロによる聖家族、

そろそろ足に乳酸が溜まりうずくまりたくなってきた、

ミケランジェロ作、疲れ果てた少年。

アル中で犯罪者で天才のカラヴァッジオ作リュートを弾く

若者(1595年頃)。

18世紀頃のヴェネチア、作者は忘れた、、

コレクションはローマ時代、

さらには古代エジプトまで遡る。

16㌧の巨大水盤は遥々シベリアから運んだそうだ、誰が!

イタリアルネッサンスがあればレンブラントのオランダ美術、

ピョートル大帝もエカテリーナもレンブラントが好きだった。

 

エル・グレコからのスペイン美術、

ゴヤによる作品もあれば、

ムリーニョもあり、

ベラスケスは昼食の様子を描いている、

そろそろお腹も空いてきた。

スルバラン作マリアの少女時代、

スペインプラド美術館の作品は写真に撮る事が出来ないので、

観るだけでなく撮れて嬉しいお宝だ。

 

フランドル美術からは、

ルーベンスが沢山あった。

純銀製のワインクーラーはイギリス王室から贈られた物、

1710年製。

最後にロマノフ、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の肖像。

 

かなりハイライトに飛ばしたが、

美術館内カフェで昼食を取り、さらに閉館の17時半まで過ごした

甲斐あり、

暇そうな方もいたが、大満喫された方もおり、もう十分との

事だった。

16時51分に日没を迎える11月の初め、

今日の気温は-1度から日中3度。

 

夕食を食べてホテルへ戻ろう。