6月29日、バレストランドで朝。
目の前に広がるソグネフィヨルド、
バレストランド、ホテルクビクネスもまた素敵なホテルで
北欧に来てからというもの美味しい朝が続く。
ホテルを出て目の前の海を対岸へ、
DragsvikからVangsnes港へ渡しフェリーで渡り、山を越え
トンネルを抜け目指すは、ソグネフィヨルドで最も素敵な
景観でしられる場所をクルーズするためにグドヴァンゲン
へ向かう。
神なる牧草地グドヴァンゲンに到着、
ここからフロムの港まで2時間のクルーズを楽しむ。
海から204㌔は世界最長のフィヨルドで、その深さ1308m
もまた世界最深、
海だけに時折アザラシが見えることもあるが、、
今日だけか、今シーズンからか、アナウンスがなくなった。
右に左に滝が見えます、と7か国語でアナウンスがあったが
なくて良い、静かで良い。
険しさと喉かさの二つを兼ね備えた海峡を行く2時間、
フロムの村で終了する。
この村の背後に聳える山上、20㌔先に1909年オスローベルゲン
の二大都市を結ぶ鉄道が開通する、
建設の際、山上のミュールダール駅へはこの村から物資を
運んだ。
このルートは20年の歳月をかけ1944年に観光用として
ミュールダールーフロム間のフロム鉄道が開通する。
886mのミュールダール駅まで興奮の20㌔をフィヨルドの
海抜0mから一気に上がる、
落葉樹林帯から針葉樹林帯、森林限界を越えて岩と雪景色、
所用55分、高低差800mで目にする車窓は北緯60度の成せる技、
そこにいくつもの滝を、急流を時に集落を見ながら、
感動と興奮の鉄道の旅、
夏場だけ止まる駅がある、ヒョースの滝だ、
ここでは今日のような天気の良い日に妖精が現れるという、
素敵な音楽が聞こえるという人もいる、妖精は赤いドレス
を来ているとも言うが僕は見たことがない、
この上にある氷河湖レイヌンガ湖から流れ落ちる滝は
落差93m、凄まじい迫力だ。
我々はミュールダール駅に到着した後ベルゲン鉄道に
乗り換えてる、
ベルゲン方面へ40分乗ったヴォスの町で列車を降り、
バスで40分、のどかさが特徴とも言えるハダンゲルフィヨルド
に面した町ウルヴィックへ、
途中フィヨルドに架かるハダンゲル大橋を写真に撮って、
ウルヴィックのホテルブラカネスに到着。
寂しいけれど、今日でフィヨルドを眺め白い夜を過ごす
最後の夜になってしまった。