アルメニアへ、キリスト教、石の国。 | 添乗員 森田 世界の旅

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ハネムーン

5月26日、トビリシで朝。

3泊したトビリシを後にコーカサス3ヵ国目アルメニアへ

向かう。90分後ジョージアの出国審査場、そして

400mの緩衝地帯を隔てたアルメニアの入国審査場に着く

と4日間お世話になったガイドさんと運転手さんとお別れを

し、アルメニアに入ったところで新たなバスとガイドさんに

迎えられた。

アルメニア共和国は国土面積3万平方㌔弱と九州より小さく

人口は310万人。

国土の90%が山だけに、国境を越えると先ほど越えてきた川が

谷を深く刻み左右の車窓は切り立った岩に覆われる。

谷底に引かれた車道を逸れて山道を上がると

山の上に出た、一面緑に覆われた山に人の手がどこまでも

入り牧草地に農地に農村が山肌に広がる。

アルメニア北部ロリ地方の山上に世界遺産のハフパット修道院、

キリスト亡き後12使徒の二人タダイとバルトロマイはこの地に

布教にやって来る、

以降その教えはアルメニアの人々によって普及し、

301年アルメニア王タデス1世は世界で始めてキリスト教を

国教とした。

教会に入るとまずパブリックスペースという祭壇のない

部屋がある、

その奥に開けられた小さな入口を抜けると、

祭壇だ、カソリックでも正教会でもない、アルメニア使徒教会

の名はタダイとバルトロマイの二人の教えを指す。

祭壇も独特でステージ上に正母子像、ミサの時には閉められる

カーテンが開けられている。

9世紀に建てられたという教会の完璧なロマネスクアーチ、

アルメニアは石の国、石工の国。

世界最古のキリスト教国は他国他宗教無宗教の時代も国を

失った時代も人々の拠り所に教会があり、頑丈に噛み合った

石の教会は倒れなかった。アルメニアが一時的に土地を回復

した9世紀から12世紀の間の教会が多く、

またこの時期修道院では高度な教育がなされ、それら写本は

大切に保管された、

それらは修道院の穴蔵に保管されていた。

さて食事はハフパット修道院からバスで5分ほど移動した

山上のレストラン、この景色を見ながら

テーブルに並べられる前菜に、

野菜の炒め物に、

豚のバーベキュー、

そしてデザートにアルメニアンコーヒー(トルコ風)。

テーブルいっぱいのオモテナシにお腹が破裂しそうだが、

美味しくてね。

 

再びアルメニアの谷に山を抜け夕方、

セヴァン修道院に到着、アルメニア最大(琵琶湖の2倍)の

湖セヴァン湖の北、湖に突き出た半島の階段を上ると、

9世紀の教会と奥の絶景。

1000年以上建ちつづける石の教会は雨風にさらされて

黒く赤く白く、壁も屋根もすべてが石で出来ている。

 

本日の250㌔のドライブも間もなく首都エレヴァンで終わる、

バスの上に雨も降ってきて今日はアララト山5165mは

見られないだろうと思っていたら、

雲の下にその姿が見えた、バスを止める。

さらに町を進むと空はもう少し明るくなり

美しい姿を現してくれた、またバスを止める。

レストランでの食事中また雨も降ってきたが、

明日の天気は良い予報、

明日は観光最終日、エレヴァンとその近郊を巡る。