5月25日、朝のトビリシ。
コーカサス山脈、ロシアジョージア国境の黒海に始まり
カスピ海のバクー手前で森になる1200㌔。その最高峰は
エルブルス山の5642mだが、
今日は軍用道路を北ロシア方面へ、
同じく5000m峰カズベク山5033mの麓の町カズベキ
までの150㌔をドライブする。
コーカサス山脈を南北に抜けるロシアからトビリシまで
全長212㌔の軍用道路は帝政ロシアによって1799年に完成する。
完成間もなく1801年ジョージアは併合され、19世紀初頭に
ペルシャとの戦い、そして1828年にオスマンとの露土戦争が
始まる。軍用道路はまたの名をタンク(戦車)通りとも言う。
トビリシから30㌔クラ川に沿って古都ムツヘタを通りすぎると
コーカサス山に始まるアラグヴィ川に沿って緩やかに谷間を
上っていく、
17世紀のアナヌリ教会、軍道である以前にシルクロードの道、
教会は高い塀で囲われ隊商宿も兼ねた。
この写真を撮る為橋の真ん中まで来たが、
この橋かなり老朽化が進みボロボロで、
痩せている人は隙間から落ちてしまうこのスリルがたまらない。
トビリシを出て120㌔、
4000m前後の万年雪、軍道の最高峰十字架峠2395mを越え、
一気に1700mのカズベキの町に下りると我々はバスを降りる。
見上げる空は悪くない、
そこから日本直輸入の右ハンドルのデリカに乗って500m
ガタガタ道の山を上ると、
見えてきたのが14世紀のゲルゲティトリニティ教会、
ロシアとの国境に置いてジョージアの魂的存在は
コーカサス山脈に囲まれて今日はジョージア内に平和に建つ、
聖母子のイコンと共に。
建築家の遊び心だろうか、宗教とは関係のなさそうな
カメレオンと変なおじさんが彫られている。
ここに教会を建てようと思った人の気持ちが十分伝わる
テラスからの眺めが良い、
500m下にカズベキの町並み、
足元の高山植物、
教会の丘から水が湧く。
残念ながらカズベキ山は頭を出してくれなかったが、さっきまで
雨の中を抜けてきたことを思えば十分だ、気持ちがよかった。
カズベキの町で昼食を。来た山道をこれから帰る運転手さん
に、ガイドさんはタマラさん。1ヵ月前のジョージアの旅で
ガイド助手として先輩に付いていた人だ。独り立ちしたのか
僕は彼女との再会がすごく嬉しかった。
食べたのは、ヒンガリという名の水餃子、
餃子の王将からラビオリまで、そうここはシルクロード。
さてとトビリシに戻ろうか。
















