5月22日、午後のコブスタン国立公園。
バクーより65㌔、カスピ海を遠く見渡す岩山にホモサピエンス
の残した足跡がある。
22000年前海から隆起した岩山一帯はカスピ海に面し
周囲は緑豊かなサバンナで多くの野生動物が生息していた。
20万年前アフリカを出た現世人類は2万年ほど前にこの地を
知り狩猟をするため定住した。
岩山の至る所に生きた証を刻んだ画は、
2万年の時を経た1939年羊の世話をしていた男により
岩肌に刻まれた画が発見される。
1950年までの発掘によりその後の石器時代も青銅器時代
だけでなく最近まで人間の営みの跡が発見され、
1963年に国立公園として保護、2007年に世界遺産となる。
遺跡内に入る前により良く岩絵の背景を知ってもらおうと
2011年にオープンしたコブスタン博物館から、
22000年前人間がこの地に足跡を残したのはブッシュ豊かな
サバンナ気候に多くの野生動物が棲息していたからだ、
野生動物を仕留めるため人間はチームワークを覚え、神頼み
に士気を高める儀式のダンスを踊る。
今日を生きた足跡だけでなく動物の絵を掘り後輩に狩猟の
仕方を教えたりもした。
3000年前にはサバンナは消えるが海はあり人間は海での
漁を始めた、、、
と言うような事を博物館で予習した後、裏山へ入る。
岩がゴロゴロ剥がれ落ちるテーブルマウンテンの壁に、、、
数少ない資料として写した一枚の写真がタブレットにあるが
残念ながら自分でも何を写したかわからない。
あっ上でダンスをしている壁画が見えた、
博物館で説明を受けたからわかるが、左のガチャピンみたい
なのがグループの長的な仕留めた動物の皮を被るシャーマン、
そして右に男(狩猟について教えを承る男)。
舟の絵がある、ここで言う狩猟はカスピ海にも及ぶ。
さっき説明を受けた、狩猟の前のダンスには音もあった、
この空洞のある石灰岩を石で叩き音を奏でた。
と言うのが先史時代の足跡だが、
足元に横たわる岩に(自分で見てもわからない絵だが)
ラクダの隊列の絵が刻まれている。
時代は飛んでサバンナでなくなった地に12世紀頃に描かれた
絵はラクダの隊列、そうシルクロードを行く者を描いたもの。
少年はここに座り隊商を眺めていたのだろう。
僕のは文章に写真ではツマラナイと思われるが世界中の岩絵の
発見は95%20世紀に入ってからの発見、ナスカの地上絵しかり
現在進行形でロマンは続く。
時代は飛んで13世紀、今のアゼルバイジャンの国教である
イスラム教寺院ビビヘイバッドモスク、
預言者がいった天国の緑の中眠るのは、
7世紀にイスラム教をこの地に伝えたファティマさんの霊廟を
兼ねる。ソ連時代の1934年破壊、2012年再建。
長い一日の終わり、ホテルの屋上レストランより
眺めるバクー市内とカスピ海。
食後○○旅行社のパンフレットにあるバクーナイトツアーの
記載にバスを出す、
2018年5月22日、殉教者の小路公園からの夜景は1年後には
黒い部分が眩しいライトで埋められるだろう。
2012年完成3棟の高層ビル、フレーム(炎)タワー。
刻一刻変わるライトにみな花火大会の様にカメラを向ける、
先史時代から現在までバクーは今も動いている。

















