ロデオボーイ、メキシコを歩く。 | 添乗員 森田 世界の旅

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10月14日、メキシコの夜。

 

メキシコ合衆国、面積は日本の5倍、人口1億2千万人↑

首都メキシコシティーに、アメリカ大陸ではサンパウロに次ぐ

2000万人が暮らす。

メキシコに、マンモスを追って氷で覆われていた

ベーリング海峡を渡ったモンゴロイドが定住したのは2万年前。

1万1千年前にベーリング海峡の氷が溶けて以降、アメリカ大陸は

巨大な陸の孤島の中、各地でモンゴロイドによる文明が

育まれて来た。

 

メキシコでは当初(紀元前)海岸線に文明が栄えるが、

徐々に内陸中央高原へと移行し、14世紀テスココ湖西岸にて

文明社会における実権を握ったのがアステカ族だった。

 

アステカ帝国の守護神、太陽の神テノチティトラン

(=メキシコ)と雨の神トラロックを祭る中央神殿は、

テスココ湖のど真ん中に築かれた。

 

アステカ帝国の街はその埋立て島から埋立てを広げ、

今や湖の面影もない湖上の大都市となっている。

ソカロ広場が近付いて来た、ソカロとはアステカ時代の

中央広場を意味するアステカ語だが、

1492年コロンブスの新大陸発見。

そして1521年スペイン人コルテスはアステカを滅ぼし、

ここに(ペルー副王領と並ぶ2大拠点)スペイン副王領を

創立した。

アステカ時代の呼び名を取り戻した中央広場ソカロ広場は、

ただいまブックフェアーのテントが建つが、

スペインがアメリカ大陸で2大拠点とした一つ、アステカの都

には中央祭壇を壊し建設されたどこよりも立派な

カソリック大聖堂カテドラルが建つ。

スペイン人を狂わせた黄金を使った祭壇。

(写真はあまり撮れなかったが荘厳そのもの)

ソカロ広場に面しカテドラルに旧大統領府。

スペイン人征服者コルテスがアステカ王の屋敷を壊し建てた

国立宮殿は素敵なルネッサンス。

 

スペイン支配から300年後、スペインがナポレオンに征服された

1805年が中南米に置けるスペインからの独立の合図。

 

メキシコではイダルゴ神父により1821年独立へと導かれた。

メキシコの日没は現在18時39分。

すっかり暗くなったメキシコシティー、

スペイン人支配の16世紀以降の歴史を離れ、20世紀地区の

レフォルマ通りは高層ビルが建ち並ぶ。

 

1821年スペインからの独立を讃える記念碑の前でバスを止める。

深夜発のコロンビアまで時間に余裕があるからだ。

ボケた写真だが素敵なセニョリータ。

結婚式かと思いきや、15才になったカソリック人の成人式と

も言える今日日曜日。

 

villa marina palanco レストラン。

唐辛子辛く、塩辛いタコスを完食したのは添乗員だけだったが、

20年ぶりにうちわサボテンに感動。

僕は仕事中酒を飲まないので、旨かったさこのデザート。

待ってました、マリアッチ、

流し楽団がレストランで演奏を。

お前は北朝鮮人か?と聞かれたが日本人だと答える。

日本人と答えると流石だね、すかさず日本語の歌を。

あ~あ~~~~川の流れのよ~~~に~~

だって、マリアッチが日本語の歌よ、盛り上がるよね。

盛り上がっている様子に安心し、僕はトイレへ行く。

キレイな、

キレイなポスターが小便機の前にかけられていた。

私は漏らさぬようしっかりボーイを収めた。