オンダビリアの美味しい時間、と残り時間。 | 添乗員 森田 世界の旅

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ハネムーン

5月14日、午後。

サンジャンドリュズから20㌔、ビダソア川を渡り

再びスペインへ戻ると川の河口にオンダビリア。

スペインの隅っこに、いや隅っこだからこその要塞と化した

お城、偉大なる皇帝の名を持つカルロス5世城

(現パラドール)。

元々高台にあるのだが城壁によっても守られていた町

であることが

この写真から、、、わからないね。

なんだか、長閑な日曜日で城壁の向こうからオシャレにした

子供達が親と一緒に楽しそう(嬉しそう)に出てくるのね、

僕はそれをレストランの前の広場(駐車場か、)から

眺めてた。

本日のレストランはALAMEDA。

ツアーのパンフレットには、本日有名レストランガイドで

1つ星に格付けされた「アラメダ」でバスク地方の美食を

堪能する3コースの昼食をお楽しみください、とある。

 

眉唾だ、レストランがマユツバではなく、パンフレットに

眉唾だ、ツアーの食事で満足を得た経験は少ない、

眉唾だ。

 

少し遅れたけれど2時過ぎ、ステキな雰囲気の店の

ステキなスタッフが僕ら団体を迎えてくれる、

丸いテーブルを囲み、日頃の2倍以上の値段の

オレンジジュースを注文し、お食事スタート。

食事を撮るのは慣れていないが、美味しくてね、

一つ一つの作品を写真におさめた。

フォアグラのムースがチョコに包まれて、

茶わん蒸し見たいのには、カボチャスープに鱈のムースに

何とかかんとか、、、

美味しさに幸せな空間の中、食べ写真を撮っていた時は、

一流の食通のようなコメントが頭に浮かんだんだけど、ダメ

だねこりゃ、次へ行こう、

トマトのタルタルにホタテにイワシの卵にアーモンドソース、

スタッフの言うことを何の技もなく通訳する僕、

ダメだねこりゃ、

でも皆美味しそうに食べているから良いんだ、僕なんて。

アホ(ニンニク)スープにミックスキノコに半茹で卵。

ここら辺から写真を撮る前にスプーンを入れてしまう、

美味しさに焦っているのだ。

焼きバカリャウにムール貝とサフランのソース、酸味の効いた

メレンゲ。

シードルのシャーベットの下に、りんごクルミアーモンドと

クリームチーズ、

そうそう今までの案内の中で、どこどこのチーズになんて、

どこどこが入っていたけどそこまでは思い出せない。

 

コーヒーか紅茶かを一人一人に聞くんだけど、

エスプレッソか紅茶なんて言わず(面倒くさがらず)

お湯入りかミルク入りか、ティーはブラックかミドリか

(30人分)聞いてくれるんだよね、

ツアーはツアーなりの対応というのには慣れているけど

これは驚いたね、

 

タッキー&翼、いやマユツバと言ってゴメンナサイ

○○交通社さま。

テーブルを囲ったお客様が皆口々に美味しい

と完食されていました、

僕は味の違いのわからない男で、いつでも○○交通社で

食べる食事は完食で、残されるお客様のお皿を見ては、

お疲れなのかな?、日本人には量が多いのかなぁ?と

勝手に推測していた自分ですが、

そうでない事を初めて知りました、

○○交通社さまグラシアス、

団体括りせずステキなサービスに味に空間の演出

お店の全ての方々グラシアスでございました。

 

そしてこの昼食の後に何も予定を入れていない

○○交通社の企画が素晴らしい、僕も何も気がねなく

お客様とテーブルを囲み純粋に個人に戻って時間を

満喫していました。

 

午後4時半、2時間を超える昼食を楽しみ、

僕はサンセバスチャンのホテル(トリップオルリー)の

ロビーで書き物をしている、

2度目もサンセバスチャンバル巡りに旅立つお客様に

行ってらっしゃい、行ってきます、と挨拶をしていたら

僕一人取り残された、一人くらいウソでも良いから、

森田さんワタシわからないの?今夜も夕食付き合って?

との声も期待したが、午後8時部屋へ戻る。ステキな

お客様に恵まれた僕は書き物を続けつつも

午後9時、そろそろ気になる事が出てきた、

リーガが終盤を迎えているのだ、ホテルを出るとすぐ横に

ネオン、中を覗くと皆右斜め上を見つめている、

サッカー中継中と思い中へ入ると、大詰めのマドリッドでも

バルセロナでもなく、僕が観たかったエイバル戦でもなく、

そこはピンチョスもタパスもないハンバーガー屋だった。

僕はタブルバーガーのダブルチーズと白ワイン一本を

テイクアウトし部屋へ戻り、書き物を再開した。

ハンバーグが赤いままのとても美味しい肉汁をアゴに

受け止めて、ああサンセバスチャンだけに一味違うと

思って食べるアメリカン。

(また無益な情報でスミマセン)

お客様への書き物は終わり、業務上の書き物も終わり、

白ワインも終わり、

もう一回閉店前のハンバーガー屋へ、

((オイラーの悪いクセ(寝ろよと思うが))長渕剛、

でも大麻も浮気もしてないよ、、、))

もう一回ダブルハンバーガーとダブルチーズと白ワイン一本を

テイクアウトする、

今日の夜が長いのは○○交通社さんが、難しいルフトハンザ

航空羽田線を確保してくれているから。

 

明日はゆっくりなのである、記憶がなくなる前に

お休みなさい、