レオンの大聖堂の存在感、そしてブルゴス大聖堂。 | 添乗員 森田 世界の旅

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5月12日、午前レオン観光。

人口13万人10~12世紀にかけてレオン王国の首都、

ベルネスガ川のほとり旧サンマルコ修道院(現パラドール)

で過ごした静かな夜、

残念ながら今日は傘をさしながらの朝だが観光へ。

カサデロスボティーネス、ベンチにはガウディーが座り

雨の中、自作の建物を眺めている。

こんな日は教会(大聖堂)の中に入ろう(神は雨宿りしたい人

をも受け入れてくれる)。

13世紀に建設が始まり100年後(ゴシック丸々の時代)完成

したこれがスゴイ、

ゴシックと言われたら時代は13世紀から15世紀にかけて、

ゴシックと言われたら入ってまず上を見上げ高さを感じる。

高さは内部の柱の高さであり、それまでのロマネスク

(10~12世紀)は厚い壁で石を支えていたが、

ゴシックでは太い内部の柱が石を支えることで

壁が薄くなり一気に明るくなった、

そこにステンドグラスがはめられる。

どこにでもあるゴシックもここで圧倒されるのは

ステンドグラスの面積だ、これ以上窓を広げれば崩れてしまい

かねない絶妙なバランスで800年間建ち続けている。

大理石にマリアの誕生から受胎告知が彫られている、

さらにキリストの誕生から東方の三賢者の訪問が。

これらは聖歌隊席の壁に彫らている、

スペインのゴシック教会は入口を入っても前方に中央祭壇は

見えず、聖歌隊席がそれを遮るが

ここにはアーチが開けられて、

自慢のステンドグラスを見ることができる。

祭壇を囲う礼拝堂も見応えがあり、これは洗礼盤に

マリアとキリスト(聖母子)だが、

こちらは父子(ヨゼフとキリスト)、

懐妊のマリアの腹は人間と同じように腹が膨れ

神が人間とは違うと教えられた14世紀には受け入れられなかった

像が今やステキだ。

 

179㌔、10世紀から12世紀に渡り現在のスペインの歴史を

作るレコンキスタ(イスラムとの戦い)の主役だったレオン

王国は、同じくイベリア半島内陸部でレコンキスタの戦いを

征してきたカスティーラ王国に併合される。

その(初期)都ブルゴスへ。

観光を前にブルゴス名物モルシージャ(血入りのソーセージ)

を頂く。

今日は変な天気だね、と地元民は言っている、

日が射したり雨が降ったり風が吹いたり、北風と太陽の世界。

しかし、ここで見るのはブルゴス大聖堂であり、

外の天気は別にしてガイド、ルイスさんの案内でじっくりと、

1221年、パリのノートルダム寺院に始まりスペインで初めて

のゴシック建築を見ていく。

この階段は山側にあるサンティアゴ巡礼者の為の物だが、

こちらは18世紀にパリに建つオペラ座の階段のモデルとなった。

 

ここでのブルゴス案内に際し、モルシージャを食べらがら参考にした資料は、

添乗員森田世界の旅で2016年9月19日の記事だった、

なんつって(いや本当)。

簡単で申し訳ないが、エルシッドの話などは過去記事にて。

マヨール広場、もう一度、今日は本当に変な天気だ。

 

週末を前に、スペインではどれも美味しいオリーブオイル

だが、(castellon de taberna)

どれも美味しいツナ缶だが、(ventresca)

と言ったスーパーはスーパーでも少し気の利いた品が

あるコルテイングレスを案内したかった、

昨日ドライバーさんのスマフォで調べてもらったところ

ブルゴス市内にあったので立ち寄ってみると、

期待のスーパーはなかった。

黄昏れのホテルアバブルゴスからの眺め、

となるところ、

さっき運転手さんにお願いし、郊外の大型スーパーへ行け

買いたい物が全て揃った満足の眺め。

カスティーリャ王国の城壁内のホテルアバもまた

思いがけず良いホテルだった。