
ナポリを出たフェリーは10時間後遂にシチリア島
パレルモ港へとやって来た。

ケープタウンでいうテーブルマウンテンの様に、
船乗り達が目印にし、またこれを見て無事パレルモに着いた
事を知るパレルモのシンボル、ペッレグリーノ山。
今日も天気は良さそうだ。

1897年完成のオペラ座はマッシモ劇場、リバイバル建築の
ブームの中、新古典様式で建てられる。
正面から見ればこれは正に古典、ギリシャの神殿だ。
1861年よりシチリアはイタリア統一に伴いイタリア王国の
一部となり現在を迎えるが、地中海のど真ん中で最大の
シチリア島は、各時代のそれぞれの大国支配が続いてきた。

16世紀の支配者スペイン王を迎えるために建設された
ヌオーヴォ門は、スペイン支配を向かえるにあたり
作られた物だし、
王宮は8世紀のアラブ時代の城を、12世紀ノルマン時代に
改築し16世スペインの時代に増築される。

アラブ人を追いやったノルマン人ルッジェーロ2世は
モスクを取り壊し大聖堂を建て、1130年完成ま近の
大聖堂で戴冠されノルマン王国の国王になる。
その後、ドイツ、フランス、スペイン、オーストリアに
ナポリのブルボン時代と増改築を繰り返した。

初代ノルマン王ルッジェーロ2世の孫のグリエルモ2世の
時代には、大聖堂の大司教と折り合いが悪く、王は自ら
新たな司教区を造る、
それはパレルモから(たったの)8㌔、市内を見下ろすカプート山の
中腹に造った町モンレアーレ。

1183年完成のモンレアーレの大聖堂は、ノルマン人が
東で見たビサンチンモザイクの技術で壁中に聖書を描き、

その聖書もマリアが神の子を身篭った事を知る受胎告知に
始まる新約聖書だけでなく、
神が天地を創造した所まで遡る旧約聖書から始まる。

神がアダムを、そしてイヴの創造など旧約聖書は
物語としても面白い。

グリエルモ2世が死に王位継承にドイツが入り
ノルマン時代は実質100年の繁栄に終わる。
僅かな時間だったが、大国支配に翻弄されながらも
逞しく生きてきたシチリア人は同じ支配は支配でも
ノルマン時代は、彼らと共に生き、国を造ったんだと
の気持ちから、この島ではとても大切にされている。
もう一つ大切にされた時代が、ギリシャの時代。
午後には、オプショナルツアーという形で多くの
お客様は、そんなギリシャ時代に(紀元前756年~)
建てられた多くの神殿が残るアグリジェントへ向かわれた。

パレルモに残る役割の添乗員は、数人の自由行動組
のお客様と市バスに乗って旧市街に戻り、

クワトロカンティの裏路地に永遠に連なるバラッロの市場
街を歩いた。

パレルモの歴史背景、地理的背景の中の今も
色々な物が入り混じりカオスの様でこれが秩序の
パレルモはとてもエキサイティングで大好きだ。

夜、運転手さんの紹介でホテルの近くで食べた
ウニのスパゲティーっす、チャンチャン。


