世界5大文明になりますね、ティワナク遺跡。 | 添乗員 森田 世界の旅

添乗員 森田 世界の旅

放浪癖 バックパッカー 酔っ払い まじめな添乗員 恐妻 かわいい子供
ハネムーン

2月27日、午前6時45分。
ウユニ塩湖滞在48時間でどのくらい寝ただろうか?

 

 

 


少しくらいの睡眠でも

 

 


この先にある白い大地の持つエネルギーに身体は
自然とついて来る。

 

 


また来たいよね、何度来てもそう思う。
来る度にそう思う。

 

 


ではでは、ラパスへ。


ウユニに飛行場が出き昔からは考えられないくらい
近くなった。
ラパスまでの飛行時間は45分、これが昔はバスで12時間
プラス途中で故障、、、だったものだ。

ラパスに到着後市内へは向かわずに、東へ75㌔、2000年に
世界遺産となったティワナク遺跡へ行く。

 

 


紀元前1500年に始める文明は2500年弱続いたが、300年間の
スペイン人支配が去った後も、4000mの高地なんぞ人の住む所
ではなく文明など興りえないとの欧州的発想の中、彼らが好きな
考古学的発掘は近年まで行われることはなかった。

 

 

 

これから発掘が進めば世界4大文明とも肩を並べる5大文明に
なりえる。と今回の若きガイドさんは言った。
実はこの遺跡は世界遺産のその他遺跡と比べると、目に見える形
での発掘は見劣りし、現地のガイドさんでもステレオタイプに
大したことない、という人もいる中、実にワクワクすることを
言ってくれる。

 

 


1200年頃アンデス文明の中で最古で最大規模を誇ったティワナク
文明(チチカカ湖を中心に来たはエクアドル、南はチリ)は忽然と
この地を去ったというが、その宗教観や石造建築の技術は、
チチカカ湖に始まりクスコで栄えたインカ帝国(文明)に多大な
影響を与えている。

 

 


この石の加工技術はまさにインカ以前のここから、

 

 


天にはコンドル、地上にはピューマ、地下には蛇との
宗教観もここからで、それぞれに神殿を造り、
この台は聖なるリャマを、体を焼くことで煙りを天に捧げ、
骨は地上に捧げ、地は地下に捧げる儀式もまたインカは
そのまま引き継いだようだ。

 

 


インカでは見ていない像がある、


モノリートという石像でこの一体にティワナク文明の
宗教観と数学が記号によって刻まれている。
一年が365日と計算されていること等など、、。

 

 


これが地上の神ピューマを祭る神殿で、


この奥の山は天界のコンドルを祭るピラミッド型の神殿で
手前に無造作におかれた穴の開いた石は神殿にあった
スピーカーで、

 

 


地上に掘られたこの神殿は、地下の蛇の神殿。

 

 


地下では様々な人間が天界へ導くコンドルを待っているの
だろうか、様々な顔が彫られている。

 

 

 

ティワナク文明の最盛期は500年頃から1000年頃で
20万人規模の国家だったという。
ここを中心とした中央集権システムもまたインカは参考に
したという。

しかし、ラパスのガイドさんは大変だ、
マチュピチュとウユニに挟まれて、ラパスに着いたお客さんは
高地に疲れているし、ティワナク遺跡は発掘がイマイチなため
マチュピチュのような目に見える部分が乏しいし、
全体的に高度4000mの澄み渡った静かな空気同様お客様も
静かなのだ。

 

 

 


帰り道、今回旅しないチチカカ湖を遠くに眺めた。

 

 


ラパスに戻り再びこの景色。
この前と違うのは、この谷底から爆竹の音が聞こえること。
そうだ、もうか、カソリック圏ではカーニバルが始まった。

まだ早いことだし、ホテルに戻ったらいっちょ行ってみるか。