文化の日に、僕の町周辺。 | 添乗員 森田 世界の旅

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文化の日、みんなでどこか行こうぜ!
と、父は張り切るが、アイ子は午後友達と
遊ぶ約束をしているという。
もう子供たちだけで遊べるようになったのか、
大したものだ。
それでも大黒柱はあきらめず、
みんなっ、どこか行こうぜ!と言うと、
マーガレットがプールへ行きましょ、私に付いてきなさい、
というので、大黒柱はついていくことにした。
 
ボウシはアイ子の次のキコのお古を借りた。
 
よし、出発だ。マーガレットお前についてくぜ!
 
アイ子、いつも間に自転車に乗れるようになったんだ、
イチニイチニッ、上手だよ。
うるさい、どいてよ。
 
我が家は、吹上町(現在鴻巣市)にあるのだが、
そのプールは大里村(現在熊谷市)にあるという。
荒川に架かる大芦橋は今日も群馬からの空っ風が
吹きつける。今日もといっても20年前の記憶だ。
赤城おろしがここで吹き上げるので
吹上と、今は無き町の名前をつぶやいてみる。
トーちゃんはな、雨の日も風の日も、
風の日は斜め45度傾きながらもペダルを踏んで
片道強靭な脚力でも40分かけて毎日高校へっ、
えっ?なに、なに言ってるか全然聞こえないんだけど。
 
ちょっ、ちょっ待てよ。
 
いつまで待たせるのよ、って田舎の暴走族かっ、
暴走族じゃないけど、田舎は合ってるわね、
それよりもうちょっと早くついて来れないの、まったく。
何言ってるんだ、自分だけ良い自転車に乗りあがって
さ、俺なんかキコ乗せて君たちの荷物全て持って
風に、カゼに、カゼニ、、、、、
 
 ちょっ、ちょっ待てよ!聞いてないんだよね、
これも風が吹き上げているせいなのか。
 
 僕は土手のアスファルトの真ん中で交尾をしている
バッタに励まされ
 
 土手の真ん中で風に吹かれながら回転する
幼虫に励まされ、

 
 最後の坂道でアイ子の抜いて
 
 目的地に着いた。
 
 道に迷って、田んぼを走る中学生に、
たぶんあそこです、と教えてもらってやっと到着。
みんなには言ってないけどトーちゃん膝がガクガクダぞ、
 
 温泉マークの先には、温泉でなくプール、
まるでトライアスロンだ。

マーガレットの嗅覚は正しく、文化の日にプール(18m)に
遊びに来る家族はおらず、銭湯のように浸かっている
ご老人が2人いただけだった。
家族水入らずの素敵な午前中だった。
よね?キコさま、
 
  
 泳いだ後は、とっとと帰りましょう、
僕は手前の毛虫が愛おしく思えた、お互い頑張ろうぜ。
 
 アイ子は苦手な毛虫やバッタや幼虫を避けながら
実に見事に走る、
大きくなったなぁ、アイ子よ・
 
 20年ぶりに走ってみると改めてこののどかさは
いや、この荒川用水路に架かるこの橋始め
変わらぬ我が地域の良さを再認識した
文化の日の午前中でした。楽しかったよ。