□2月8日、東京都千代田区の帝国ホテル
■ロシアから発信、12人の90作品
近ごろモスクワにはやるもの、すし、ユニクロ、村上春樹…。かつてなく日本への関心が高まっているとされるロシアで、現代日本絵画を紹介する企画が進んでいる。今年6月から10月にかけて、モスクワとサンクトペテルブルクで行われる巡回展示に先立ち、都内で記者会見が行われた。
出展されるのは、画家12人の約90作品。企画した画廊「ギャラリー白石」の白石幸生代表は「日本の現代作家がこれだけの規模でロシアで発表するのは初めて」と強調した。
「日本と国境を接しているヨーロッパの国はロシアしかない。ロシアでの展覧会はヨーロッパにそのまま伝わる。ニューヨークやロンドンの美術オークションにも、ロシアのコレクターはたいへんな勢いで参加している。日本の美術をまずロシアのマーケットに広げたい」
出展画家の一人で、一昨年、ロシアで初の海外展示を行った宮廻(みやさこ)正明さんは「見る人の愛情が伝わってきた。今まで日本でしか発表してこなかったのが、文化で世界に出ていけるのではないかということを気づかされた。ロシアに自分の絵が通じれば、それが染み込むようにヨーロッパ、アメリカに伝わっていくのではないか」と語った。
同じく出展画家の大藪雅孝さんは、日本画、洋画、現代美術と分ける日本の美術界に疑問を呈した。「今回はいろんなジャンルの作家が集まっているが、画材や技法がどうであろうと、日本人が描く絵は当然日本画であって、かつコンテンポラリーだ」と、国内のジャンル区分を批判。「ロシアを発信地として、世界に日本のアイデンティティーや文化を伝えられれば」と意欲をみせた。(磨井慎吾)
・ <雑記帳>松阪牛VS輸入肉 香り豊かなのは?(毎日新聞)
・ 30年地震確率、高い水準に=新潟・十日町断層帯西部-政府調査委(時事通信)
・ 自転車違反警告水増し、埼玉県警巡査2人処分(読売新聞)
・ 3月末で平日昼間割引終了=夜間、週末は継続-首都・阪神高速(時事通信)
・ 工藤会会長宅など捜索=暴追運動住民宅銃撃-福岡県警(時事通信)
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出展されるのは、画家12人の約90作品。企画した画廊「ギャラリー白石」の白石幸生代表は「日本の現代作家がこれだけの規模でロシアで発表するのは初めて」と強調した。
「日本と国境を接しているヨーロッパの国はロシアしかない。ロシアでの展覧会はヨーロッパにそのまま伝わる。ニューヨークやロンドンの美術オークションにも、ロシアのコレクターはたいへんな勢いで参加している。日本の美術をまずロシアのマーケットに広げたい」
出展画家の一人で、一昨年、ロシアで初の海外展示を行った宮廻(みやさこ)正明さんは「見る人の愛情が伝わってきた。今まで日本でしか発表してこなかったのが、文化で世界に出ていけるのではないかということを気づかされた。ロシアに自分の絵が通じれば、それが染み込むようにヨーロッパ、アメリカに伝わっていくのではないか」と語った。
同じく出展画家の大藪雅孝さんは、日本画、洋画、現代美術と分ける日本の美術界に疑問を呈した。「今回はいろんなジャンルの作家が集まっているが、画材や技法がどうであろうと、日本人が描く絵は当然日本画であって、かつコンテンポラリーだ」と、国内のジャンル区分を批判。「ロシアを発信地として、世界に日本のアイデンティティーや文化を伝えられれば」と意欲をみせた。(磨井慎吾)
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