悩ましいほどの粉雪が
ひらひらと舞い降りる
このひと粒を
貴女に届けたい

結晶の輝きは
その瞳にとても似ていて
今でも僕を踊らせる
そんな些細な時間を

ここでひとりで立ち尽くすのは
きっと前から決まっていた
指し示す道を歩んだ結果

だから

後悔をしても始まらないし
悔やんでもどうしようもない

今はただ

六花の流れを目で追いかけて
貴女を想うだけ