あの夏は
今でも想い出し
遠くに離れていけば行くほど
僕の心を捉え続ける
雲の白さ
木々の緑
空の蒼さ
川の音
折に触れると
そのたびに記憶が蘇る
触れられない手や
触れられない心
大切にしたい気持ち
大切にしたい想い
まだ子供だった僕は
そのどれもが怖かった
今になってみれば
もっと貪欲になっていても良かったと
そう思ってみたりするけれど
まだそんな歳でもなかったし
そんなことを思いもできなかった
離れていけば行くほど
気持ちは強くなり
あの夏に戻れるのなら
もっと強く激しく
情熱をかたむけたい