あなたの背中に
指文字を書いて
気づかせるふりをさせてみたい
くすぐったい仕草をさせながら
伝えたい
私の気持ち

転がる今日を掴み取るなら
明日へと続きそう
何も言わずに見過ごしたら
何もかも見逃しそうで

風に吹かれるおくれ毛が冷たい
手のひらの温もり教えたい
鼓動が早まって
あなたにバレてしまいそう

何気ない言葉の端々に
私なりの作為を感じて
知らないなんて言わせないように

時計の針が動くたびに
少しずつ響くように
この気持ち届くように
あなたに教えてみたい