触れあう指先
遠くで遮断機
季節を忘れた
気早い太陽

Tシャツのままで歩いて
少し汗ばみ照れたら
指先触れて見つめて
再び照れて歩いた

いたずらすぎる日差しが
ふたりを囃したて


「そっとこのままそばにいて」
言葉に出さずつぶやく
広がり迫る鴇色
首筋渡るすず風

いたずら好きの朝焼け
まつげを濡らしてく