カタルシスな夜に浮かぶ月
申し訳ないとさえ思う

真っ直ぐきみに届けたい
齟齬のない想いを届けたい

ジャズのピアノも
ロックのベースラインも
カップに残った珈琲も
紫煙を薫らせるパイプも
全て等しく美しい

何てことのない一言や
些細な台詞に
ココロ動かされたりはしない

このまま
綺麗なままで
堂々ときみに向き合いたい

そんなことを想った夜