このところ、自由詩が続いている。
気づいている人は気づいているだろう。

別に定型詩に飽きた、と言う訳では無い。
単にそんな気分なのだろう。

五七調で書くのも楽しいが、
自由詩で表現したい題材があると気づいたからかも知れない。

それでも書いているうちに、どうしても定型詩を作りたい衝動に駆られるが、
そこをグッと堪えて、敢えて自由詩に仕上げている。

私の心が何かに縛られているから、
自由詩に走っている、と言う訳でも無い。

本当に単純な理由で、
自由に表現をしたいと言う気持ちから生まれ出る自由詩である。

それでも、自由詩を書きながら思うのは、
定型詩の面白さと、制約の中で表現をする手法の楽しさ。

アマチュアミュージシャン4組に歌詞を提供しているが、
その場合は必ず定型詩でなければならない。
メロが付けられる形で仕上げなければならないので、
その場合はそれなりに気を遣うし、それでも楽しみながら書いている。

今は『そういう気分なのだろう』。
自由詩を、文字通り自由気ままに書いている。

私らしさは定型詩にあると思うし、自負もしている。

「それでもたまにはいいじゃん」