少し目を離すと
どこかに行ってしまいそう
いつも手を握っていないと
どこかに消えてしまいそう

子猫みたいなきみ
部屋にいる時は
子供みたいなきみ

きみが手をぶらぶら
しぐさはまるで少女のよう
僕が見守っていないと
どこかへ消えてしまいそう

少女みたいな目で
僕を見つめては
5cm小さいきみ

遅雪が降りてきて
ミトンが似合う
やっぱりきみは
子猫みたいな少女


僕が目を離すと
いつでも後ろに隠れて
僕の長い影を踏んでは
いつでも笑っているよね