命燃やして
実に生きてる

ひとの手を握ったら
暖かいそのぬくもりに
涙こぼれる

空仰ぎ月みれば
白いその輝きに
涙こぼれる

あといくつ
年を越し
あといくつ
夏を越し
あとどれだけ
ひととすれ違い出逢うのか
考えてみる


刻を重ねて
ここに生きてる

逢いたくて逢えなくて
触れられず過ごしていたら
涙こぼれた

その声もその顔も
忘れずに生きていたから
涙こぼれる

あといくつ
耐え続け
あといくつ
夏を越え
あとどれだけ
ひととすれ違い既視感を
覚えるのだろう


刻を重ねて
実に生きてる

この生活も
この人生も
全て
与えてくれた