こんなに苦しい全日本は無いですね…
大ちゃんのコメントです。

「『五輪はもうないんだろうな』と終わった瞬間に思ってしまった」

「自分の演技ができなかったので、それが一番悔しいです。
ミスを重ねていくごとにこれで終わったのかなという気持ちが強くなりました。
自分自身に対して情けない気持ちと、最後まで応援してくれた皆さんに、そのパワーを返せなかったことが悔しいです。
緊張感はありましたけど、今日は前向きに気持ちを強く持っていけたと思います。
ただそれが結果につながらなかったのが悔しい。

(ひざの影響は?)
それは分からないです。
もちろんなかったとは言えないと思いますし、そこで逃げている自分もいたかもしれないし、これが自分の実力だと思うので、それは受け止めたいと思います。
ジャンプのミスが続いた中で、ああやって拍手をくれたので、すごく心からうれしかったです。
たぶん僕のスケート人生で一番苦しかった全日本だと思います。
その厳しい壁を乗り越えられなかった自分自身に対して、もっとできる自分がいるんじゃないかという気持ちもあるんですけど、それができなかったのが悔しいです。
まだ(ソチ五輪代表が)発表されていないので、分からないですけど、これからの自分の人生にすごく貴重な経験になったと思います。

(演技が始まる前はどういう気持ちだったのか?)
思い出せないです。でも、マイナスのことを考えずに思い切りやりました。

 (4回転を1つにする選択肢もあったのでは?)
2本目はすごく迷って、回ったあとコーチからは『1本にしておけば良かったんじゃないか』と言われましたが、そこまで考える余裕もなく、自分自身に負けてしまいそうだったので、思い切りよくやろうと思っていました。今回はあまり冷静ではなかったかなと。
ジャンプはダメでしたけど、それ以外はしっかりやろうと、プログラムとしてのパワーは出せたと思っています。
これが最後になるかもしれないですし、最後になってもいいという気持ちで感謝を込めて、演じました。

(滑り終わって一番感じたことは)
自分に対する情けなさというか、悔しいというより、自分に対していろんな面で、気持ちで逃げていた自分が今季はいたと思うので、そういう自分に対して腹立たしく、情けなかったと思います。

(最後のステップは)
体力ある限り滑り切ろうと。ジャンプで失敗してしまったので、滑りだけは最後までパワフルにいきたいと思っていました。

(コーチからの言葉は?)
ちょっと忘れてしまったんですけど、『4回転を1回にしたら良かったのに』とは言われました。

(選択に悔いは?)
4回転1本にすれば良かったという気持ちはいま思えばありますけど、やってしまいましたし、いままであまりやらずにということはしてこなかったので、自分らしいと思います。

(目が赤いが?)
まだ発表されていないですけど、自分の中で『五輪はもうないんだろうな』と終わった瞬間に思ってしまったので、それでですかね。

(手から血が出ているが?)
1回目の4回転で転倒したときだと思います。
鼻水かと思ったんですけど(苦笑)。触ってみたら赤かったので、たぶんそこだと思います。

(最後というのはどういう意味合い?)
五輪、世界選手権、四大陸とありますけど、自分の中で四大陸とかは考えていなくて、五輪しか考えていなかったので、それ以外では自分では終わりと思っています。

(有力選手がそろっていた全日本だったが?)
かなり厳しかったですね。自分の調子も上がってこないなかだったので、厳しかったです。
男子フィギュア界もここまで層が厚くなったので、それはうれしかったし、その中で一緒に戦えたのは良かったと思います」
(スポーツナビ 12月22日(日)23時35分配信)


そして長光コーチのコメントです。

長光コーチ、高橋を称える「よく走り続けてくれた」

 (目に涙をいっぱいためて、時折詰まりながら搾り出すように話した)
……最大限の努力をしてここまで、もちろん彼もそうですし、周りもいっぱい助けてくれてここまでこれて、良かったなと思います。

(ベストなコンディションではないというのがあったが?)
本当に正直あと1週間欲しかったなと思いますが、でもそれが……これが全日本なんでしょうけれど。
その中で本当にここまでこれると思わなかったので、まあ、無事4分間滑り終えて、本当にお疲れ様と言ってあげたいです。

(ここまでいろんなことがあったと思うが、高橋選手になんて声を掛ける?)
最後、五輪を決める全日本で、万全でなかったことが、一番本人もそうですし、周りの人たちもそうですが、残念なんですが……。
でもまあ、本当に4年間、バンクーバーシーズンで終わるつもりがここまで、4年間よく走り続けてくれたなと思います」
(スポーツナビ 12月23日(月)0時22分配信)


ジャンプの調子は悪かったかもしれないけど、この演技は忘れられない演技になるのだろう。
赤く染まった右手を差し出した瞬間の大ちゃんも
演技の途中で何かを悟ったかのように微笑む大ちゃんも
フィニッシュの時の泣いてるのか笑おうとしてるのか分からない大ちゃんも
キスクラでの哀しそうに点数を見つめる大ちゃんも
インタビューで涙をこらえようとする大ちゃんも
すべて忘れない。

でも
できることならソチでもう一度歓喜の渦の中で泣いてるのか笑ってるのかわからない大ちゃんを見たいと思う。
崇ちゃんの演技も素晴らしかった。
あんなに気持ちよさそうに滑る崇ちゃんを久しぶりに見れたのが嬉しかった。
でもゴメン。
やっぱり大ちゃんを見たいんだけど。

どうなるのかな…