短い手が、可愛い😍



・でもまあいいか・・・多分コイツがあの怪物なんだろうし・・相葉は早速撮った画像をsnsにアップした。

 

「・・・この男に見られましたね。おまけに録画されたようで・・・」別の次元のガブリエルたち。

 

「・・しかしあの画像には何の証拠も入っていない。snsに上げたところで大したことにはならないだろう?変身の瞬間は写っていない。」ミカエルは言った。

 

「・・・それはそうです・・信じたとしても少数かと思われます。しかし問題は不用意に変身することです。もしその瞬間まで撮られていたらどうなったでしょう?カイトはその騒ぎに耐えられないでしょうね・・・」ガブリエルは言った。

 

「確かに・・騒ぎになるな・・これは厄介な・・」とミカエル。

 

「人間たちは大騒ぎします。カイトの家にはマスコミが押しかけるでしょう。・・精神的にまいってしまう・・」ガブリエルは言った。

 

「・・・カイトに警告しなくては・・・それに・・悪魔がマスコミにリークしたらどうする。」とミカエル。

「・・・そうですよ!もしかしたら奴は考えているかもしれませんよ?・・」ガブリエルは言った。

 

悪魔は今、人で言えば歯ぎしりしている状態だ。

・・・何故だ!・・・私も人間を使ったのに!・・・

 

彼は何としてでもカイトを破壊したかった。天使などに負けるわけにはいかない。

・・・あの男が変身した状態に勝てないのなら、変身していない状態のカイトを破壊すればいい・・・彷徨う者は悪魔らしい発想をした。

 

・・・そうだ、人間の時に殺してしまおう・・・

 

しかし決定的なことがある。悪魔も、ほぼ人間に干渉できない。ごく一部を除いて。

 

・・・人間を怪物にするのはひとまずおいておこう。力も後わずかしか残っていない。今はこの方法を試すべきだろう・・・

 

悪魔は早速使える人間を探し始めた。

 

邪悪とは単に法律に違反することだけではないらしい。以前キャスリーンにされてしまった吉賀も一児の母だ。普通に子供を守り育て、警察に捕まるようなことはしていない。同僚のボールペンを捨ててしまったくらいだ。そのくらい