亀戸天神 藤まつり開催中^_^




窓ガラスは何枚か割れてしまっている。今も飛行艇がホバリングする轟音が聞こえる。豪邸の庭の木の中には高熱の排気に燃え出す木もあるが、そんなことをアルテミス達は気にも留めない。

 

アルテミスは後のことをオリオンに任せ、そうして上空に待機している飛行艇に瞬間移動した。

 

そしてオリオンはその後どうしたか・・そして結果は・・・

マフィアの第三候補も従うことを拒否したため、彼と上層部の人間を皆殺しにして組織は実質的な解体状態になったのだ。下っ端は逃げ出す者もいたがオリオンは彼らを放置した。散り散りになるならなれば良い。

 

そして、復讐を企てるほどボス達を思っていたものなどいないだろう。もし企てても、その時はまた殺してしまえばいいのだから。

 

    迷うアルテミス

 

木星に出向いて行くのか、それとも地球へ攻撃して来るのを待つのか。アルテミスは迷っていた。

「独裁者に負ける事は無い。我々は勝つだろう!・・・」木星基地の司令官はアルテミスが送った降伏通信にこう返してきたのだ。

 

「困ったわね。私達が合衆国艦隊に簡単に勝った事は知っているのに・・不合理だわ。その事実を知っているのに、まだあんなことを言うのは何故なのかしら」アルテミスは苛立ちを隠さない。本心から分からないようだ。