今日は雪の動画❄️東京で雪はひたすら邪魔なだけ笑。
「じゃあさ、ヘカテは?裁きの神だったよね?それならかっこいいじゃん。」これはリクト。
「裁きって・・・大げさよ。そうね・・テティスがいいわ。優しい女神よ?ヘパイストスを育てたの。」アルテミスは思った。船は優しい名前がいい。容姿の悪いヘパイストスにも関係なく愛情をそそいだ女神の名なら、きっと私の中の何かを中和してくれるだろうと。
「名前は決まったかい?」ハッデンが言った。
「決まったわ。テティスにしたの。どうかしら?変かしら?」アルテミスは恥ずかしそうだ。
「いや、そんなことはないよ。素敵な名前だね。海の女神だ。そして父親より優れた子を生む運命を持つ女神。」とハッデン。
オリオンは粛々と出発準備をしている。
「係留装置外します。アルテミス、私も、とても良い名前だと思います」この言葉を聞いてアルテミスは不思議そうな顔をした。
「待って・・オリオンの本体は・・多分光速で5分くらいの所にあるのよね?何故リアルタイムみたいに答えられるのかしら?」アルテミスは言った。
「お気づきになりましたね。実は、私はオリオンならこう言うであろうと再現するコンピュータです。オリオンの思考をエミュレーションしています。それを5分遅れでオリオン本体が検証、フィードバックして端末を常に改善しています。」とオリオンの端末。
「そうだったの。違和感はなかったわ。」とアルテミスは言った。